母は首を振って私をきつく抱きしめた。
「そんなわけないじゃない、、、ごめん、、、ごめんなさい。詩歌、ごめんね、、、」
息が苦しかった、、、。母に強い力で抱きしめられているからか、それとも胸の中でずっと抱えていた物を全てぶちまけたからか、わからなかったが、胸が痛くてどうにかなりそうだった。
私は傷つくのが怖くて、ずっと母と向き合えていなかった。だから、響のふりをして傷つかないようにしていた、、、。
でも伊織が教えてくれた。自分の人生を生きていく事の大切さを。響の死と向き合って乗り越えていかなくちゃいけない事を、、、。
私は何年かぶりに母に名前を呼ばれて、やっと本当の自分になれた気がしていた。
私はまたここから、始めたいと思っていた。
失われた時間を取り戻して、私の青春を取り戻したい、、、。
母は、次の日から私の事を響ではなく詩歌と呼ぶようになっていた。
響の事を受け入れる事はまだ出来そうもなかったが、とりあえず私に響を重ねる事はしなくなった。
学校では、私と伊織は駆け落ちをした事にされていて、伊織はクラスの男子にからかわれていたが、いつもの調子で笑い飛ばして終わりだった。
小池さん達は、完全に私達が付き合っているものだと勘違いしたのか、直接何か言ってくる事はしなかった。
というか、何故か喧嘩したあの一件から小池さんは急に大人しくなっていた。
「はい!詩歌、完成しました!」
いつもの非常階段でご飯を食べていると、アンナが私にまた、漫画のノートを渡してきた。
「うわぁ!ひょっとしてついに完結!?読んでいいの?楽しみ!」
「えー!俺が先に読みたい!」
伊織が私の隣りですぐに食い付いてきたが、私は譲れなかった。
「だめ!!私が先に読みたい!だって、なんてったって、主人公は私がモデルなんだからね?」
「はぁ?それ本当?全く似てなくない?どの辺が詩歌なの?」
「うるさいなぁ!作者がそう言ってるんだから、そうなんだよ!」
私達が喧嘩していると、アンナは笑っていた。
その時、非常階段に恵那が突然現れた。
「恵那どうしたの?」
「なんかアンナからここでご飯食べてるって聞いたからさ、私も一緒に食べていい?」
「いいけど、大丈夫なの?女バスの子達、、、」
「うん!なんかもういいや!連んでると、次は自分がターゲットにされるのかなって、不安になるし嫌なんだよね。詩歌、、、ごめんね。庇ってあげれなくて」
「うんん!全然!恵那がそれでいいなら私はかまわないよ。一緒に食べよう」
私達は久しぶりに一緒にご飯を食べる事になった。伊織は私達に気を使って、男子の方へ行くと行って歩きだしたので、私は慌てて追いかけた。
「伊織!お弁当!」
「おー!ありがとう。良かったな、友達が戻って」
「うん!」
「これで、俺が一緒に食べてあげなくても大丈夫になったな。あっ一緒に俺と食べたかった?食べたいよね、ごめんごめん」
「いいから!」
伊織がふざけるので、私が少し怒って言うと、伊織は笑いながら、私が作ったお弁当を持って行ってしまった。
本音を言えば、伊織と一緒にご飯を食べられないのは寂しかったが、それでも今日まで私に付き合ってくれた事に感謝していた。
「そんなわけないじゃない、、、ごめん、、、ごめんなさい。詩歌、ごめんね、、、」
息が苦しかった、、、。母に強い力で抱きしめられているからか、それとも胸の中でずっと抱えていた物を全てぶちまけたからか、わからなかったが、胸が痛くてどうにかなりそうだった。
私は傷つくのが怖くて、ずっと母と向き合えていなかった。だから、響のふりをして傷つかないようにしていた、、、。
でも伊織が教えてくれた。自分の人生を生きていく事の大切さを。響の死と向き合って乗り越えていかなくちゃいけない事を、、、。
私は何年かぶりに母に名前を呼ばれて、やっと本当の自分になれた気がしていた。
私はまたここから、始めたいと思っていた。
失われた時間を取り戻して、私の青春を取り戻したい、、、。
母は、次の日から私の事を響ではなく詩歌と呼ぶようになっていた。
響の事を受け入れる事はまだ出来そうもなかったが、とりあえず私に響を重ねる事はしなくなった。
学校では、私と伊織は駆け落ちをした事にされていて、伊織はクラスの男子にからかわれていたが、いつもの調子で笑い飛ばして終わりだった。
小池さん達は、完全に私達が付き合っているものだと勘違いしたのか、直接何か言ってくる事はしなかった。
というか、何故か喧嘩したあの一件から小池さんは急に大人しくなっていた。
「はい!詩歌、完成しました!」
いつもの非常階段でご飯を食べていると、アンナが私にまた、漫画のノートを渡してきた。
「うわぁ!ひょっとしてついに完結!?読んでいいの?楽しみ!」
「えー!俺が先に読みたい!」
伊織が私の隣りですぐに食い付いてきたが、私は譲れなかった。
「だめ!!私が先に読みたい!だって、なんてったって、主人公は私がモデルなんだからね?」
「はぁ?それ本当?全く似てなくない?どの辺が詩歌なの?」
「うるさいなぁ!作者がそう言ってるんだから、そうなんだよ!」
私達が喧嘩していると、アンナは笑っていた。
その時、非常階段に恵那が突然現れた。
「恵那どうしたの?」
「なんかアンナからここでご飯食べてるって聞いたからさ、私も一緒に食べていい?」
「いいけど、大丈夫なの?女バスの子達、、、」
「うん!なんかもういいや!連んでると、次は自分がターゲットにされるのかなって、不安になるし嫌なんだよね。詩歌、、、ごめんね。庇ってあげれなくて」
「うんん!全然!恵那がそれでいいなら私はかまわないよ。一緒に食べよう」
私達は久しぶりに一緒にご飯を食べる事になった。伊織は私達に気を使って、男子の方へ行くと行って歩きだしたので、私は慌てて追いかけた。
「伊織!お弁当!」
「おー!ありがとう。良かったな、友達が戻って」
「うん!」
「これで、俺が一緒に食べてあげなくても大丈夫になったな。あっ一緒に俺と食べたかった?食べたいよね、ごめんごめん」
「いいから!」
伊織がふざけるので、私が少し怒って言うと、伊織は笑いながら、私が作ったお弁当を持って行ってしまった。
本音を言えば、伊織と一緒にご飯を食べられないのは寂しかったが、それでも今日まで私に付き合ってくれた事に感謝していた。



