「美優さんは、いや?」
「嫌ではない、です、けど」
「けど?」
今が、言うタイミングだと思う。
達樹さんと手を繋ぎたいって。手を繋いでデートしたいって。同棲よりも先にやりたいことがある。名前も呼び捨てで呼んで欲しいし、私も彼女っぽく達樹さんのことを呼びたい。敬語なんて使わないで話したい。
手を繋いで、キスもして。お出かけしたら一緒に写真を撮ったりもしたい。もっと恋人っぽいことをたくさんしたい。
一緒に暮らすのも素敵だと思うし、きっと楽しいと思うけど。
「手を繋ぎたいです。名前は呼び捨てがいいです。敬語は使いたくないです」
「えっと」
「ほんとは抱きしめて欲しいし、抱きしめたい。付き合って二か月ですよ? もう少し達樹さんに近づきたいです。キスだって」
キスだってしたい。
その言葉は最後まで言えなかった。
だって、達樹さんが私を抱きしめるから。
「嫌ではない、です、けど」
「けど?」
今が、言うタイミングだと思う。
達樹さんと手を繋ぎたいって。手を繋いでデートしたいって。同棲よりも先にやりたいことがある。名前も呼び捨てで呼んで欲しいし、私も彼女っぽく達樹さんのことを呼びたい。敬語なんて使わないで話したい。
手を繋いで、キスもして。お出かけしたら一緒に写真を撮ったりもしたい。もっと恋人っぽいことをたくさんしたい。
一緒に暮らすのも素敵だと思うし、きっと楽しいと思うけど。
「手を繋ぎたいです。名前は呼び捨てがいいです。敬語は使いたくないです」
「えっと」
「ほんとは抱きしめて欲しいし、抱きしめたい。付き合って二か月ですよ? もう少し達樹さんに近づきたいです。キスだって」
キスだってしたい。
その言葉は最後まで言えなかった。
だって、達樹さんが私を抱きしめるから。



