ショッピングモールで買ったマグカップが入った紙袋を持って達樹さんの部屋に入る。アパートでひとり暮らしって聞いていたから、なんだか緊張する。猫がいるとはいえ、密室の空間に達樹さんと二人きりだ。
「おじゃまします」
「どうぞ。散らかっていてごめん。掃除はしてきたんだけど……。適当に座って」
「あ、はい」
一瞬迷ったけれど、ガラスでできているローテーブルの近くに座った。このテーブル、おしゃれだなぁ。自分の部屋にガラスのテーブルがあったら絶対にテンション上がっちゃう。
「なにか飲む? うちにあるのはコーヒーかミルクティー。あとは麦茶かな」
「じゃあ、麦茶でお願いします」
「分かった。さっき買ったマグカップに入れていいのかな?」
「はい! お願いします」
私は紙袋から淡いピンク色のマグカップを取り出し、達樹さんに渡した。達樹さんと一緒に選んだお気に入り。猫が歩いているようなイラストがマグカップに描かれていて、思わずふたりで「これ!」って指さした。思い出すとにやけてしまう。
「おじゃまします」
「どうぞ。散らかっていてごめん。掃除はしてきたんだけど……。適当に座って」
「あ、はい」
一瞬迷ったけれど、ガラスでできているローテーブルの近くに座った。このテーブル、おしゃれだなぁ。自分の部屋にガラスのテーブルがあったら絶対にテンション上がっちゃう。
「なにか飲む? うちにあるのはコーヒーかミルクティー。あとは麦茶かな」
「じゃあ、麦茶でお願いします」
「分かった。さっき買ったマグカップに入れていいのかな?」
「はい! お願いします」
私は紙袋から淡いピンク色のマグカップを取り出し、達樹さんに渡した。達樹さんと一緒に選んだお気に入り。猫が歩いているようなイラストがマグカップに描かれていて、思わずふたりで「これ!」って指さした。思い出すとにやけてしまう。



