「実際、今日会ってみたら、写真以上に可愛くて。笑顔も可愛いし、話し方も好きだなって。やっぱり、こうやって会って話していたほうが楽しいっていうか。幸せを感じるっていうか。車の中でも、俺の考えとかを受け止めてくれたのが嬉しかった。人って価値観とかそれぞれ違うと思うけど、それでも、俺の考えを素敵だっていってくれて。美優さんには、もっと俺のことを知って欲しいって思える。美優さんのことも知りたいって思う。あと、美優さんが猫に興味持ってくれたことが、(以下略)」
達樹さんは私にすごく温かい言葉をかけてくれる。一生懸命すぎるっていうくらい、一生懸命に想いを伝えてくれて、少し照れくさい感じがする。恥ずかしいような、なんかうずうずしてしまうような、くすぐったい気持ちになる。
だけど、長い。長い、長すぎる。現在、体感時間でいうと五分は経っている。このままいくと余裕で十分超えそう。その時間、全部私のことについて話している達樹さん。最初は、ドキドキしたし、もしかして告白してくれるのかな、って期待してしまった。だけど、あまりに前置きが長すぎて、冷静に達樹さんを見てしまう。
冷静に達樹さんを見た結果。
「ふっ、ふふっ」
つい、込み上げてくるものが我慢できなかった。
「美優さん……?」
不安そうな、揺らいだ目を向ける達樹さん。なんか、もう。
「達樹さんが可愛い」
「え?」
「ほんと、可愛い。なんか愛しく思えるよ」
笑いと共に出てくる、本音。達樹さんが愛しい。こんな一生懸命に想いを伝えてくれる人、他にいない。見ていて飽きないし、この人といたら毎日が楽しいんだろうな、って思う。一緒にいたら落ち着くし、心が満たされる。もし、そんな人が、他の女の人と一緒にいる姿を見てしまったら、絶対に嫌な気持ちになる。
緊張のせいか、汗ばんでいる達樹さんの手を握る。私が笑みを向けると、達樹さんは真剣な眼差しで私を貫く。
「俺と、結婚前提で付き合ってください」
「言うのが遅いよ。……こちらこそ。お願いします」
達樹さんは私にすごく温かい言葉をかけてくれる。一生懸命すぎるっていうくらい、一生懸命に想いを伝えてくれて、少し照れくさい感じがする。恥ずかしいような、なんかうずうずしてしまうような、くすぐったい気持ちになる。
だけど、長い。長い、長すぎる。現在、体感時間でいうと五分は経っている。このままいくと余裕で十分超えそう。その時間、全部私のことについて話している達樹さん。最初は、ドキドキしたし、もしかして告白してくれるのかな、って期待してしまった。だけど、あまりに前置きが長すぎて、冷静に達樹さんを見てしまう。
冷静に達樹さんを見た結果。
「ふっ、ふふっ」
つい、込み上げてくるものが我慢できなかった。
「美優さん……?」
不安そうな、揺らいだ目を向ける達樹さん。なんか、もう。
「達樹さんが可愛い」
「え?」
「ほんと、可愛い。なんか愛しく思えるよ」
笑いと共に出てくる、本音。達樹さんが愛しい。こんな一生懸命に想いを伝えてくれる人、他にいない。見ていて飽きないし、この人といたら毎日が楽しいんだろうな、って思う。一緒にいたら落ち着くし、心が満たされる。もし、そんな人が、他の女の人と一緒にいる姿を見てしまったら、絶対に嫌な気持ちになる。
緊張のせいか、汗ばんでいる達樹さんの手を握る。私が笑みを向けると、達樹さんは真剣な眼差しで私を貫く。
「俺と、結婚前提で付き合ってください」
「言うのが遅いよ。……こちらこそ。お願いします」



