「ショッピングモールに着いたら、なにします? お昼ご飯でも食べますか?」
運転する達樹さんの横顔をちらりとみる。まっすぐ前を見つめて運転するその姿がかっこいい。信号で曲がるときに、しっかり左右の安全確認する姿もかっこいい。運転手として当たり前のことなんだけど、達樹さんがやるとなんだかっこよく見える。気を抜いたら見つめるどころか、凝視してしまいそうな自分がいる。凝視しないように頑張る自分に苦笑いしてしまう。
「お昼ご飯なんだけど、よかったら、うちで食べない?」
「達樹さんのお家で?」
「そう。嫌だったら外で食べよう」
嫌じゃない。嫌だなんて思わない。達樹さんと一緒にお昼を食べるなら、ショッピングモールで食べても、お家で食べても、同じくらい楽しいと思う。
「嫌じゃないです! なにか買って、お家に行きますか?」
「あ、えっと。実は、オムライス作ろうかなって思って。準備してあるんだ」
「達樹さんが⁉ 私、オムライス、大好きです!」
「うん。前に好きだって聞いていたから、作ろうかなって」
達樹さんの言葉に、笑みがこぼれる。私の言葉を覚えてくれていたことが嬉しい。私の好きな食べ物を、達樹さんが作ってくれることも嬉しい。お家に行くのがさらに楽しみになってきた。
赤信号で車が止まる。達樹さんが、ちらりとこちらを見た。目が合う私たち。目が合っただけなのに、私の心臓の音が急に早くなる。
運転する達樹さんの横顔をちらりとみる。まっすぐ前を見つめて運転するその姿がかっこいい。信号で曲がるときに、しっかり左右の安全確認する姿もかっこいい。運転手として当たり前のことなんだけど、達樹さんがやるとなんだかっこよく見える。気を抜いたら見つめるどころか、凝視してしまいそうな自分がいる。凝視しないように頑張る自分に苦笑いしてしまう。
「お昼ご飯なんだけど、よかったら、うちで食べない?」
「達樹さんのお家で?」
「そう。嫌だったら外で食べよう」
嫌じゃない。嫌だなんて思わない。達樹さんと一緒にお昼を食べるなら、ショッピングモールで食べても、お家で食べても、同じくらい楽しいと思う。
「嫌じゃないです! なにか買って、お家に行きますか?」
「あ、えっと。実は、オムライス作ろうかなって思って。準備してあるんだ」
「達樹さんが⁉ 私、オムライス、大好きです!」
「うん。前に好きだって聞いていたから、作ろうかなって」
達樹さんの言葉に、笑みがこぼれる。私の言葉を覚えてくれていたことが嬉しい。私の好きな食べ物を、達樹さんが作ってくれることも嬉しい。お家に行くのがさらに楽しみになってきた。
赤信号で車が止まる。達樹さんが、ちらりとこちらを見た。目が合う私たち。目が合っただけなのに、私の心臓の音が急に早くなる。



