「初恋…。誰かを好きになったこととかないかも」
「え!それって、初恋もまだってこと!?何それピュア、可愛い!あ、朝陽とかは?仲良い方でしょ?」
「な…っ、汐江くんなんて好きにならないよ…!そもそも汐江くんは女たらしだし、いっつも女子に囲まれてヘラヘラしてて私の一番苦手なタイプだし」
私が汐江くんを好き?そんなわけない。
そんなわけ…。
「あーたしかに。萌ちゃんとかすごいガチ勢だもんね。…でも朝陽があんな感じなのは、お母さんのせいでもあるんだよ」
「…え?」
「朝陽のお母さん、朝陽が小四の時に浮気して出て行っちゃったの。しかも朝陽の誕生日の日に。朝陽って、いろんな女の子と遊んでるけどそれでも特定の彼女とかは絶対に作らないの。それはきっと、また裏切られるのが怖いからだと思う。朝陽は愛されたいって気持ちがこじれちゃってるだけなんだよ」
汐江くんはただの女たらしな人ってだけじゃ、なかったんだ…。
「なんて、朝陽の気持ちなんて全部私の憶測なんだけどね。朝陽って絶対に弱み見せてくれないからさ。もう何年も一緒にいるのに、私も爽也も朝陽の弱音とか一度も聞いたことないもん」
「え!それって、初恋もまだってこと!?何それピュア、可愛い!あ、朝陽とかは?仲良い方でしょ?」
「な…っ、汐江くんなんて好きにならないよ…!そもそも汐江くんは女たらしだし、いっつも女子に囲まれてヘラヘラしてて私の一番苦手なタイプだし」
私が汐江くんを好き?そんなわけない。
そんなわけ…。
「あーたしかに。萌ちゃんとかすごいガチ勢だもんね。…でも朝陽があんな感じなのは、お母さんのせいでもあるんだよ」
「…え?」
「朝陽のお母さん、朝陽が小四の時に浮気して出て行っちゃったの。しかも朝陽の誕生日の日に。朝陽って、いろんな女の子と遊んでるけどそれでも特定の彼女とかは絶対に作らないの。それはきっと、また裏切られるのが怖いからだと思う。朝陽は愛されたいって気持ちがこじれちゃってるだけなんだよ」
汐江くんはただの女たらしな人ってだけじゃ、なかったんだ…。
「なんて、朝陽の気持ちなんて全部私の憶測なんだけどね。朝陽って絶対に弱み見せてくれないからさ。もう何年も一緒にいるのに、私も爽也も朝陽の弱音とか一度も聞いたことないもん」



