にこっと能天気に笑いかけてくるオトに呆気に取られる。
「こんなところで何してるの?学校は?」
「…おまえに関係ねぇだろ」
オトの横を通り過ぎようとすると、なぜかがしっと腕を掴まれた。
「学校サボるくらいなら、暇な私に付き合ってよ!おすすめの場所あるんだ」
「は?行かな…」
「君に拒否権はありません!もし嫌だって言うなら、今すぐ学校にチクっちゃうからね?」
そうして脅された俺は、オトに無理矢理連れられるがまま商店街を通り過ぎ怪しい裏道に入っていき、今にも潰れそうな古びた喫茶店に案内された。
「ここ、昔からの私のお気に入りスポットなの。お客さんもあんまり来ないから、自分だけの秘密基地みたいな感じでワクワクするでしょ?」
「はあ…」
深いため息で返事をしながら、がっちりと腕を掴まれていたため仕方なく少し埃っぽい店内に入ると、たしかに中には一人も客がいなかった。
四人がけ席が一つ、二人がけ席が二つ、あとは四人座れるカウンター席だけのこぢんまりとした今の時代ではあまり見ないくらいレトロな喫茶店だった。
「こんなところで何してるの?学校は?」
「…おまえに関係ねぇだろ」
オトの横を通り過ぎようとすると、なぜかがしっと腕を掴まれた。
「学校サボるくらいなら、暇な私に付き合ってよ!おすすめの場所あるんだ」
「は?行かな…」
「君に拒否権はありません!もし嫌だって言うなら、今すぐ学校にチクっちゃうからね?」
そうして脅された俺は、オトに無理矢理連れられるがまま商店街を通り過ぎ怪しい裏道に入っていき、今にも潰れそうな古びた喫茶店に案内された。
「ここ、昔からの私のお気に入りスポットなの。お客さんもあんまり来ないから、自分だけの秘密基地みたいな感じでワクワクするでしょ?」
「はあ…」
深いため息で返事をしながら、がっちりと腕を掴まれていたため仕方なく少し埃っぽい店内に入ると、たしかに中には一人も客がいなかった。
四人がけ席が一つ、二人がけ席が二つ、あとは四人座れるカウンター席だけのこぢんまりとした今の時代ではあまり見ないくらいレトロな喫茶店だった。



