もしもこの世界に“歌姫”というものが存在するのなら、それはまさしく彼女のために作られた言葉なのだと思う。

凛とした透き通るような声が、俺の頭を心をも揺さぶり深く染み込んでいく。

この感覚になんて名前をつけるのが正解なのだろう。

ずっとこの歌を聴いていたい。

もし明日世界が終わるとしても。もし明日この命が尽きてしまうとしても。

俺は最期までこの歌に包まれていたい。

優しくて温かい、そして切ないこの恋歌(ラブソング)に…。