雪が強くなってきたので、俺達は予約していたレストランに避難した。
レストランに入ると、恋人達ばかりだった。そこに、ピアノのクリスマスソングが流れていた。
俺はピアノの音を聞くと、水上を思い出した。
水上は今、お店でこんな風なクリスマスソングを弾いているんだろうか。きっと、こんな聖なる夜に似合うような、キラキラとさせた音を弾いているに違いなかった。
「佳月君、、、」
「えっ?」俺はいつのまにか、ぼっーとしていたようだった。
「どうしたの?はい。これクリスマスプレゼント」
先輩が俺にくれたのは、ブランド物のタオルだった。
「前に、佳月君にタオル貰ったからそのお返しだよ」
「ありがとうございます!嬉しい!部活の時に使いますね!、、、じゃあ俺も。はい、どうぞ」
俺が小さな包みを渡すと、茜先輩は嬉しそうな表情になった。このプレゼントは悩みに悩んだ。女の子にプレゼントを渡す経験なんて、今まで殆どなかったし。先輩が何を貰ったら嬉しいかわからなかったので、涼太についてきてもらって、デパートまで行き何時間も悩んだ。
「ピアスだ!」先輩が包み紙を開けると、嬉しそうに声をあげた。俺があげたのは、小さな月の形をしたピアスだった。
「本当に悩みました。めちゃくちゃ悩んだんで、嘘でも喜んでくれると嬉しいんですけど」
「何言ってるの?本当にめちゃくちゃ嬉しいよ。可愛い!ありがとう」
どうやら、先輩は本当に喜んでくれたみたいで、俺はほっとした。先輩と一緒にいると、何処か所在のないような、落ち着かない気持ちでいた。嫌われたくないとか、良くおもわれたい、そんな欲があるからかもしれないが、 なんだか素の自分ではない、カッコつけた自分でいる気がしていた。
おしゃれなパスタを食べた後、俺達は先輩の家の前まで行って別れた。
帰り道、家まで帰ろうかと思ったが、祖父の喫茶店に母がいる事を思い出して、俺は喫茶店の方に帰った。喫茶店の扉を開けると、祖父と母が二人でワインを飲んでいた。
「お帰り佳月!早かったじゃん!ケーキあるよ食べる?」
母が俺に言った時、ふとソファーを見るとサンタの格好をした水上が眠っていた。
「うわっ!どうしたのこいつ?」
「ジンジャエールで酔っ払ったみたいね。だいぶ絡み酒だったわよ」
母が豪快に笑っていた。水上は熟睡しているみたいで、小さな寝息をたてて、起きる様子もなかった。
「何やってんだか、、、」
「まあ、灯ちゃんも複雑な思いがあるのよ。ヤケクソみたいに、悲しいクリスマスソングを永遠に弾き続けてたわよ。まるで呪いのピアノだったわね」
「ええ?何でそんな事、、、」
「佳月には、わからないだろうなぁ。それで?楽しかったの?先輩とのデートは」
「そりゃあ、楽しかったけど?」
母が何故か意味ありげな顔をして頷いた。一体何が言いたいのかわからなかった。
レストランに入ると、恋人達ばかりだった。そこに、ピアノのクリスマスソングが流れていた。
俺はピアノの音を聞くと、水上を思い出した。
水上は今、お店でこんな風なクリスマスソングを弾いているんだろうか。きっと、こんな聖なる夜に似合うような、キラキラとさせた音を弾いているに違いなかった。
「佳月君、、、」
「えっ?」俺はいつのまにか、ぼっーとしていたようだった。
「どうしたの?はい。これクリスマスプレゼント」
先輩が俺にくれたのは、ブランド物のタオルだった。
「前に、佳月君にタオル貰ったからそのお返しだよ」
「ありがとうございます!嬉しい!部活の時に使いますね!、、、じゃあ俺も。はい、どうぞ」
俺が小さな包みを渡すと、茜先輩は嬉しそうな表情になった。このプレゼントは悩みに悩んだ。女の子にプレゼントを渡す経験なんて、今まで殆どなかったし。先輩が何を貰ったら嬉しいかわからなかったので、涼太についてきてもらって、デパートまで行き何時間も悩んだ。
「ピアスだ!」先輩が包み紙を開けると、嬉しそうに声をあげた。俺があげたのは、小さな月の形をしたピアスだった。
「本当に悩みました。めちゃくちゃ悩んだんで、嘘でも喜んでくれると嬉しいんですけど」
「何言ってるの?本当にめちゃくちゃ嬉しいよ。可愛い!ありがとう」
どうやら、先輩は本当に喜んでくれたみたいで、俺はほっとした。先輩と一緒にいると、何処か所在のないような、落ち着かない気持ちでいた。嫌われたくないとか、良くおもわれたい、そんな欲があるからかもしれないが、 なんだか素の自分ではない、カッコつけた自分でいる気がしていた。
おしゃれなパスタを食べた後、俺達は先輩の家の前まで行って別れた。
帰り道、家まで帰ろうかと思ったが、祖父の喫茶店に母がいる事を思い出して、俺は喫茶店の方に帰った。喫茶店の扉を開けると、祖父と母が二人でワインを飲んでいた。
「お帰り佳月!早かったじゃん!ケーキあるよ食べる?」
母が俺に言った時、ふとソファーを見るとサンタの格好をした水上が眠っていた。
「うわっ!どうしたのこいつ?」
「ジンジャエールで酔っ払ったみたいね。だいぶ絡み酒だったわよ」
母が豪快に笑っていた。水上は熟睡しているみたいで、小さな寝息をたてて、起きる様子もなかった。
「何やってんだか、、、」
「まあ、灯ちゃんも複雑な思いがあるのよ。ヤケクソみたいに、悲しいクリスマスソングを永遠に弾き続けてたわよ。まるで呪いのピアノだったわね」
「ええ?何でそんな事、、、」
「佳月には、わからないだろうなぁ。それで?楽しかったの?先輩とのデートは」
「そりゃあ、楽しかったけど?」
母が何故か意味ありげな顔をして頷いた。一体何が言いたいのかわからなかった。



