演奏が終わって、舞台の袖に戻ると、皆んな緊張から解き放たれて、ヘロヘロで、飯田はその場に崩れ落ちた。皆んなアドレナリンが出て興奮していた。
「凄かったよ!途中で私、本当に舞台を降りようかと思ったけど、水上さんの演奏、鳥肌たちまくりだった!」
長田が、ベースを持ったまま水上の方を向いた。水上も疲れたのか、その場に座り込んでいた。
「凄かったでしょ?私の大声。結構声量には自信あるんだよね」
そう言えば、前も『もっと大きな声出せる』と言っていた水上を思い出した。会場中を黙らせてしまう、あの声量は確かに凄かった。
「灯、ありがとう。俺が"魔王"好きで練習しまくった話し覚えてたんだね」
「風ちゃん、今日は本当に素晴らしかったよ。こんなに才能がある風ちゃんを馬鹿にするなんて許せなかったから、風ちゃんの歌声で黙らせてやりたかったんだよ。風ちゃんの歌声は唯一無二だよ」
水上の言う通りだった。外見なんて関係ない、風太は信じられないくらいに、かっこいいボーカルだった。風太の隣りで飯田が、相当疲れたのかその場でへたれこんでいた。あれだけ自分を虐めていたやつらに、ヤジを飛ばされて精神的にもかなり参っているはずだった。そんな中でも、飯田は堂々とドラムを演奏しきった。
「ねぇ、飯田君かっこ良かったよ。ああやっていつも何もしない奴が、何かしようとする人間を叩くんだよ。あんな奴の為に、諦めたり逃げたりするのやめようよ。自分のやりたい事やっていこう、もう馬鹿にされるのはお終いだよ」
水上の言葉に、飯田の目が滲んでいた。風太が、そんな飯田を優しく抱きしめた。そして急に風太が慌てて飯田から身体を離した。
「ごめん!別に飯田君の事そういう目では見てないから!」
必死に弁解する風太を見て、皆んなで笑った。
文化祭が終わった後、祖父の喫茶店でバンドメンバーと打ち上げをする予定になっていた。
皆んなと、バス停に向かっていると茜先輩が声をかけてきた。
「佳月君、もう帰るの?」
「はい。この後打ち上げで、、、」
茜先輩が、楽しそうに盛り上がっているバンドメンバーを眺めた。文化祭が終わって、片付けを終えて、帰る生徒達がバス停に列をなしていた。
「そっか、一緒に帰ろうかと思ったけど、残念。文化祭大変だったね、、、」
茜先輩も、あの会場にいて最初から全て見ていたんだった。
「どうなる事かと思いました。先輩もびっくりしたでしょ?」
「うん。ちょっとね。でも、灯ちゃんって本当に凄いね。ピアノのテクニックもそうだけど、人を惹きつける魅力があるよね」
「そうですか?かなり変わってますけどね」
茜先輩は、バス停で笑いながら話している水上の方をじっと眺めていた。
「佳月君、灯ちゃんと仲いいよね」
「まあ、友達なんで。同じクラスだし」
茜先輩があまりにも、じっと水上を見ていたので気になった。
「先輩、、、?」
「ああ、じゃあまた明日。帰ったらメールするね!」
茜先輩は、そう言って帰ってしまった。そのあと、先輩と入れ違いで涼太が走ってやってきた。
「俺も打ち上げ参加したーい!!」
「凄かったよ!途中で私、本当に舞台を降りようかと思ったけど、水上さんの演奏、鳥肌たちまくりだった!」
長田が、ベースを持ったまま水上の方を向いた。水上も疲れたのか、その場に座り込んでいた。
「凄かったでしょ?私の大声。結構声量には自信あるんだよね」
そう言えば、前も『もっと大きな声出せる』と言っていた水上を思い出した。会場中を黙らせてしまう、あの声量は確かに凄かった。
「灯、ありがとう。俺が"魔王"好きで練習しまくった話し覚えてたんだね」
「風ちゃん、今日は本当に素晴らしかったよ。こんなに才能がある風ちゃんを馬鹿にするなんて許せなかったから、風ちゃんの歌声で黙らせてやりたかったんだよ。風ちゃんの歌声は唯一無二だよ」
水上の言う通りだった。外見なんて関係ない、風太は信じられないくらいに、かっこいいボーカルだった。風太の隣りで飯田が、相当疲れたのかその場でへたれこんでいた。あれだけ自分を虐めていたやつらに、ヤジを飛ばされて精神的にもかなり参っているはずだった。そんな中でも、飯田は堂々とドラムを演奏しきった。
「ねぇ、飯田君かっこ良かったよ。ああやっていつも何もしない奴が、何かしようとする人間を叩くんだよ。あんな奴の為に、諦めたり逃げたりするのやめようよ。自分のやりたい事やっていこう、もう馬鹿にされるのはお終いだよ」
水上の言葉に、飯田の目が滲んでいた。風太が、そんな飯田を優しく抱きしめた。そして急に風太が慌てて飯田から身体を離した。
「ごめん!別に飯田君の事そういう目では見てないから!」
必死に弁解する風太を見て、皆んなで笑った。
文化祭が終わった後、祖父の喫茶店でバンドメンバーと打ち上げをする予定になっていた。
皆んなと、バス停に向かっていると茜先輩が声をかけてきた。
「佳月君、もう帰るの?」
「はい。この後打ち上げで、、、」
茜先輩が、楽しそうに盛り上がっているバンドメンバーを眺めた。文化祭が終わって、片付けを終えて、帰る生徒達がバス停に列をなしていた。
「そっか、一緒に帰ろうかと思ったけど、残念。文化祭大変だったね、、、」
茜先輩も、あの会場にいて最初から全て見ていたんだった。
「どうなる事かと思いました。先輩もびっくりしたでしょ?」
「うん。ちょっとね。でも、灯ちゃんって本当に凄いね。ピアノのテクニックもそうだけど、人を惹きつける魅力があるよね」
「そうですか?かなり変わってますけどね」
茜先輩は、バス停で笑いながら話している水上の方をじっと眺めていた。
「佳月君、灯ちゃんと仲いいよね」
「まあ、友達なんで。同じクラスだし」
茜先輩があまりにも、じっと水上を見ていたので気になった。
「先輩、、、?」
「ああ、じゃあまた明日。帰ったらメールするね!」
茜先輩は、そう言って帰ってしまった。そのあと、先輩と入れ違いで涼太が走ってやってきた。
「俺も打ち上げ参加したーい!!」



