水上は、一人でピアノを弾いてる時よりも生き生きと楽しそうに、キーボードを弾いていた。音が自由に跳ね返るように、水上のキーボードは聞いていて楽しかった。俺はやると決めたからには、きちんとやろうと思ってエレキギターの練習をしたし、加藤も合唱部の練習の後に、軽音部の部室に来て練習に参加した。
俺が、軽音部の部室を出て、トイレに行こうとした時、部室の前で飯田とすれ違った。
「飯田?」俺が声をかけた途端に飯田は走って行ってしまった。俺達が練習をしているのを覗き見していたようだ。飯田は、本当は一緒にバンドをやりたいんじゃないかと思った。外から聞いてるだけでも、水上のキーボードはワクワクしたし、加藤の歌声もカッコよかった。ドラムが叩ける人間なら、一緒にやりたいと思って当然だと思った。
水泳部の練習の後、ロッカーから出る所で茜先輩が俺に話しかけてきた。
「佳月君、涼太君から聞いたよ」
俺は何の話しかわからなくて、一瞬戸惑った。
「文化祭で、バンドやるんだって?灯ちゃんと一緒に。佳月君ギター弾けるんだね」
「弾けるっていうか、ちょっとやった事あるだけで、全然上手じゃないんですけど、、、」
茜先輩は、言い訳する俺をおかしそうに笑った。
「カッコいいね。私も聞きにいくね。楽しみだなぁ〜」
俺はどきっとした。茜先輩が聞きにくる!?そんな事を言われたら、必死に練習するしかない。
「でも、大会も近いし、ちょっと頑張り過ぎじゃない?はい!これあげる」
茜先輩が俺の手にエナジードリンクをのせた。
俺は全身が熱くなるのを感じて、鼓動がいつもの百倍はやく脈打っている気がした。
「えっ、ありがとうございます」
茜先輩は、微笑んで手を振って去って行った。
俺は呆然として、その場に立ち尽くしていた。我に返って、ロッカー室の外に出ると水上が立っていた。水上は俺の顔を見ると、いつになく気まずそうな顔をしていた。
「茜先輩と、良い感じだね」
「良い感じではないだろ。先輩彼氏いるし」
「彼氏がいても、他の人を好きになる事もあるんじゃない?」
水上が、真っ直ぐ俺を見つめて言った。何故か俺達の間にピリッとした気まずい空気が流れていた。その空気をぶち壊すように、涼太が後ろから俺の背中にタックルしてきた。
「佳月〜!今日じいちゃんの喫茶店でナポリタン食わして!腹ペコ!灯ちゃんも行こうぜ!」
涼太の声で、一気に気まずい空気がぶち壊されて、水上もいつものように笑った。
「行こう!涼太君にも成瀬君の練習の成果を聞いてもらおう!」
俺達は、夕暮れのバスに乗りながら喫茶店まで三人で帰った。水上は涼太と楽しそうに、何故か真剣にUFOについて話していた。この町の近くにある、UFOがよく出るスポットについて盛り上がっていた。俺はそんな二人の姿を後ろから眺めていた。
俺が、軽音部の部室を出て、トイレに行こうとした時、部室の前で飯田とすれ違った。
「飯田?」俺が声をかけた途端に飯田は走って行ってしまった。俺達が練習をしているのを覗き見していたようだ。飯田は、本当は一緒にバンドをやりたいんじゃないかと思った。外から聞いてるだけでも、水上のキーボードはワクワクしたし、加藤の歌声もカッコよかった。ドラムが叩ける人間なら、一緒にやりたいと思って当然だと思った。
水泳部の練習の後、ロッカーから出る所で茜先輩が俺に話しかけてきた。
「佳月君、涼太君から聞いたよ」
俺は何の話しかわからなくて、一瞬戸惑った。
「文化祭で、バンドやるんだって?灯ちゃんと一緒に。佳月君ギター弾けるんだね」
「弾けるっていうか、ちょっとやった事あるだけで、全然上手じゃないんですけど、、、」
茜先輩は、言い訳する俺をおかしそうに笑った。
「カッコいいね。私も聞きにいくね。楽しみだなぁ〜」
俺はどきっとした。茜先輩が聞きにくる!?そんな事を言われたら、必死に練習するしかない。
「でも、大会も近いし、ちょっと頑張り過ぎじゃない?はい!これあげる」
茜先輩が俺の手にエナジードリンクをのせた。
俺は全身が熱くなるのを感じて、鼓動がいつもの百倍はやく脈打っている気がした。
「えっ、ありがとうございます」
茜先輩は、微笑んで手を振って去って行った。
俺は呆然として、その場に立ち尽くしていた。我に返って、ロッカー室の外に出ると水上が立っていた。水上は俺の顔を見ると、いつになく気まずそうな顔をしていた。
「茜先輩と、良い感じだね」
「良い感じではないだろ。先輩彼氏いるし」
「彼氏がいても、他の人を好きになる事もあるんじゃない?」
水上が、真っ直ぐ俺を見つめて言った。何故か俺達の間にピリッとした気まずい空気が流れていた。その空気をぶち壊すように、涼太が後ろから俺の背中にタックルしてきた。
「佳月〜!今日じいちゃんの喫茶店でナポリタン食わして!腹ペコ!灯ちゃんも行こうぜ!」
涼太の声で、一気に気まずい空気がぶち壊されて、水上もいつものように笑った。
「行こう!涼太君にも成瀬君の練習の成果を聞いてもらおう!」
俺達は、夕暮れのバスに乗りながら喫茶店まで三人で帰った。水上は涼太と楽しそうに、何故か真剣にUFOについて話していた。この町の近くにある、UFOがよく出るスポットについて盛り上がっていた。俺はそんな二人の姿を後ろから眺めていた。



