俺がそう言うとイゾン君は嬉しそうに話し出した。
「最初は、ちょっとした束縛だったんです。
男がいる飲み会には行ってほしくないとか。
けど、どんどん許せる範囲が狭くなっていって、服装から仕事まで口を出すようになって、、、」
「へぇ〜。で?相手は嫌になったと?」
イゾン君は、まだ体育座りをしながらまた小さく頷いた。
「別れ話を切り出されました。もう一緒にいられないと、、、。でも、受け入れられなくて、合鍵作って部屋に勝手に入ったり、職場で待ち伏せしたり。最後は脅迫までしてました」
「えっ?こわっ。ホラーじゃん」
「やっぱり怖かったんですかね?僕はただ、彼女を愛していただけなんです。彼女と一緒にいたかっただけなんですよ」
自覚がない所がまた本当にやばい奴って気がする。
「それで?そんなに好きだった彼女を忘れて、次は玲の事が好きになったのか?」
俺がそう言うと、イゾン君は恥ずかしそうにしている。
そんなに好きな彼女がいたのに、こんなにすぐに気持ちを切り替えられるのが凄いと思う。
『愛してた』なんて言ってるが、本当かよとツッコミたくなる。
「まあ、なんでもいいや。とりあえずご飯は食べに出てこいよ。運ぶの面倒だから」
俺がそう言うと、イゾン君が慌てた様子で首を振る。
「無理ですよ!僕本当に人と食事とかできないんですよ!人がいる所に行くとパニックになるんですよ。だから絶対部屋からは出れません」
今にも泣きそうな顔をして、俺に訴えかけてくるが、そんな顔しても俺は受け入れるつもりはなかった。
「知らねーよ。俺の仕事増やすなよ!それだけだ。はい!五分たった。それじゃあ」
俺はそう言って部屋を出る。
あんなストーカー野郎の配膳係なんて絶対やんないと心に決めた。
「最初は、ちょっとした束縛だったんです。
男がいる飲み会には行ってほしくないとか。
けど、どんどん許せる範囲が狭くなっていって、服装から仕事まで口を出すようになって、、、」
「へぇ〜。で?相手は嫌になったと?」
イゾン君は、まだ体育座りをしながらまた小さく頷いた。
「別れ話を切り出されました。もう一緒にいられないと、、、。でも、受け入れられなくて、合鍵作って部屋に勝手に入ったり、職場で待ち伏せしたり。最後は脅迫までしてました」
「えっ?こわっ。ホラーじゃん」
「やっぱり怖かったんですかね?僕はただ、彼女を愛していただけなんです。彼女と一緒にいたかっただけなんですよ」
自覚がない所がまた本当にやばい奴って気がする。
「それで?そんなに好きだった彼女を忘れて、次は玲の事が好きになったのか?」
俺がそう言うと、イゾン君は恥ずかしそうにしている。
そんなに好きな彼女がいたのに、こんなにすぐに気持ちを切り替えられるのが凄いと思う。
『愛してた』なんて言ってるが、本当かよとツッコミたくなる。
「まあ、なんでもいいや。とりあえずご飯は食べに出てこいよ。運ぶの面倒だから」
俺がそう言うと、イゾン君が慌てた様子で首を振る。
「無理ですよ!僕本当に人と食事とかできないんですよ!人がいる所に行くとパニックになるんですよ。だから絶対部屋からは出れません」
今にも泣きそうな顔をして、俺に訴えかけてくるが、そんな顔しても俺は受け入れるつもりはなかった。
「知らねーよ。俺の仕事増やすなよ!それだけだ。はい!五分たった。それじゃあ」
俺はそう言って部屋を出る。
あんなストーカー野郎の配膳係なんて絶対やんないと心に決めた。



