俺が呆然と部屋で座り混んでいると、携帯が鳴った。
着信の相手を見ると『ルキア』と表示されていた。
ルキアは、綾さんのホストクラブで働いていた、元ホストだ。
いつのまにか、店も辞めてずっと会っていなかった。
ルキアは薬中で、最後の方は店でもキメてくるようになったので、綾さんが厄介がって、店を辞めさせたと後に聞いた。
『あいつはやばいから、あんまり近づくな』綾さんはよく俺に言っていた。
何年も会ってなかったのに、今更何の用があるんだ、、、。
いつもだったら、電話にでないはずだが、完全にこの時は"魔がさした"もしくは、運命に導かれていたというのか?
「もしもし……」
「おぉー。よぅ久しぶり。真二元気かよ」
明らかに様子が可笑しい。
きっとまた薬でキマってるんだろう。
俺は電話に出た事を直ぐに後悔した。
とてもじゃないが、今こんな薬中の奴と話す気分じゃない。
「また、薬やってんのかよ。いい加減辞めろよ。マジで死ぬぞ」
俺が言うと、ルキアはクックックと突然笑い出す。
正気じゃない、、、一人でずっと笑い転げてるルキアの声を聞いて、俺は段々気味悪くなってきた。
「用がないなら、もう切るぜ」
俺がそう言って電話を切ろうとすると、ルキアがいきなり電話口で大きな声を出す。
「おいっ!!!お前、金ねーんだろ?バイト紹介してやるよ!」
ルキアがそんな事を突然言い出したので、俺は少し面食らった。
(何言ってんだこいつ……)
「やんねーよ、どうせやばいバイトだろ」
「報酬は百万だ」
百万、、、?
俺は一瞬考えた。そして家賃の督促状の手紙に目をやった。払える当てが全くなかった。
このままだと、強制退去だ。
けれど絶対に真っ当なバイトじゃないと言い切れる。
しかし喉から手が出るほど金が欲しい………。
「一時間で百万……っっ最高のバイトだよな。もう普通には働けないよな。やるだろ?何悩んでんだよ」
そう言って、ルキアがまた気味悪く笑う。
「、、、まともなバイトじゃねーだろ?」
俺がそう言うと、ルキアが大きな声で笑い出す。
「まともじゃねーって?俺の事言ってんの?薬中の俺はまともじゃねーって事かよ?」
「そりゃそうだろ。四六時中薬やってる奴がまともなわけねーよ」
俺がそう言うと、ルキアはいきなり真面目なトーンの声になった。
「じゃあおまえはどうなんだ?おまえはまともなのかよ………。変わんねーよ、おまえも俺も。世間からみたら、とっくに足踏み外してる。今更普通のふりしても無駄だ」
ルキアの言葉に俺ははっとする……。
確かに世間からみたら、ルキアもこんな所でまともに働きもせずに燻っている俺も同じ様なもんだ。
ルキアの言う通りだ……今更俺がどうやっても普通に生きれるわけがない。
壊れたテレビと、割れてそこらじゅうに散らばったグラスが目に入る。
何処で何を間違ったのだろう。
ただ夢を叶えたかった、それだけなのに。
昔からそうだった。
はみ出す事しか出来なかった俺は、一生このままはみ出したまんまだ。
まともなルートなんか戻れるわけがない。
それならば………こんな人生………むちゃくちゃになってもかまわない
もっと盛大に踏み外してやれ────
着信の相手を見ると『ルキア』と表示されていた。
ルキアは、綾さんのホストクラブで働いていた、元ホストだ。
いつのまにか、店も辞めてずっと会っていなかった。
ルキアは薬中で、最後の方は店でもキメてくるようになったので、綾さんが厄介がって、店を辞めさせたと後に聞いた。
『あいつはやばいから、あんまり近づくな』綾さんはよく俺に言っていた。
何年も会ってなかったのに、今更何の用があるんだ、、、。
いつもだったら、電話にでないはずだが、完全にこの時は"魔がさした"もしくは、運命に導かれていたというのか?
「もしもし……」
「おぉー。よぅ久しぶり。真二元気かよ」
明らかに様子が可笑しい。
きっとまた薬でキマってるんだろう。
俺は電話に出た事を直ぐに後悔した。
とてもじゃないが、今こんな薬中の奴と話す気分じゃない。
「また、薬やってんのかよ。いい加減辞めろよ。マジで死ぬぞ」
俺が言うと、ルキアはクックックと突然笑い出す。
正気じゃない、、、一人でずっと笑い転げてるルキアの声を聞いて、俺は段々気味悪くなってきた。
「用がないなら、もう切るぜ」
俺がそう言って電話を切ろうとすると、ルキアがいきなり電話口で大きな声を出す。
「おいっ!!!お前、金ねーんだろ?バイト紹介してやるよ!」
ルキアがそんな事を突然言い出したので、俺は少し面食らった。
(何言ってんだこいつ……)
「やんねーよ、どうせやばいバイトだろ」
「報酬は百万だ」
百万、、、?
俺は一瞬考えた。そして家賃の督促状の手紙に目をやった。払える当てが全くなかった。
このままだと、強制退去だ。
けれど絶対に真っ当なバイトじゃないと言い切れる。
しかし喉から手が出るほど金が欲しい………。
「一時間で百万……っっ最高のバイトだよな。もう普通には働けないよな。やるだろ?何悩んでんだよ」
そう言って、ルキアがまた気味悪く笑う。
「、、、まともなバイトじゃねーだろ?」
俺がそう言うと、ルキアが大きな声で笑い出す。
「まともじゃねーって?俺の事言ってんの?薬中の俺はまともじゃねーって事かよ?」
「そりゃそうだろ。四六時中薬やってる奴がまともなわけねーよ」
俺がそう言うと、ルキアはいきなり真面目なトーンの声になった。
「じゃあおまえはどうなんだ?おまえはまともなのかよ………。変わんねーよ、おまえも俺も。世間からみたら、とっくに足踏み外してる。今更普通のふりしても無駄だ」
ルキアの言葉に俺ははっとする……。
確かに世間からみたら、ルキアもこんな所でまともに働きもせずに燻っている俺も同じ様なもんだ。
ルキアの言う通りだ……今更俺がどうやっても普通に生きれるわけがない。
壊れたテレビと、割れてそこらじゅうに散らばったグラスが目に入る。
何処で何を間違ったのだろう。
ただ夢を叶えたかった、それだけなのに。
昔からそうだった。
はみ出す事しか出来なかった俺は、一生このままはみ出したまんまだ。
まともなルートなんか戻れるわけがない。
それならば………こんな人生………むちゃくちゃになってもかまわない
もっと盛大に踏み外してやれ────



