「実家にいるのが嫌なら、ここでゆっくりしてきたら良いと思ったの!キャンプ場だから、価格も安いし。自然の中で、一人でぼーっとする時間も必要だよ。誰にも気を使わず、好きな時に起きて、素晴らしい景色を見ながらコーヒーを飲むのは格別よ?」
看護師という仕事はかなり、ストレスがたまるのだろう。宮下さんは上手にストレス解消をしているから私みたいに病まないのかもしれない。
「素敵かもしれないけど、お母さんがきっと賛成しませんよ、今の状態の私が一人でキャンプなんて、、、。大人しく実家へ帰りますよ」
「そう?じゃぁキャンプ場の地図と番号だけ一応送っておくね!今じゃなくても構わないから、いつか行ってみて」
宮下さんは私に言って、高級チョコをポケットから出すと私にくれた。そしてにっこりと笑いながら言った。
「私は、キャンプとこのチョコのおかげで働けてるのよ」
もちろん、宮下さんにも辛い事があって、宮下さんの働いている姿をずっと見てきた私からしたら、大変さも少しくらいはわかっているつもりだ。それでも志しがあって、看護師として働いている宮下さんの事が、私は羨ましいと感じてしまう。人を羨むのは、自分自身が空っぽだからかもしれない。
それから数日して、私は退院する事になった。
私は一度母と、アパートに戻って私の荷物を積んでから実家に戻る事になっていた。
病院から母の車に乗って私のアパートまで行くと私は車を降りた。
「七奈、じゃあ荷物まとまったら私に電話して。私一件オンラインで打ち合わせ入っちゃってるから、そこのパーキングにいるね」
母は車の窓から私に声をかけた。母は、フリーのライターでほぼ家で仕事をしていた。
私のせいで忙しいのに送迎させて、申し訳ない気持ちになった。
「七奈、、、大丈夫?荷物まとまったら、すぐに連絡するのよ」
母の瞳に心配の色が見えた。私を一人にするのが怖いんだろう。そんな母の心配を少しでも拭ってあげようと、私は無理に笑顔になろうと思ったがあまり上手くいかなかった。
「大丈夫だよ。すぐに連絡する」
私の顔は、口角だけ無理にあげた、とても歪な表情になった。そんな私の顔を見ながら、後ろ髪を引かれるように母は車を動かした。
母を見送ると私は久しぶりに自分の部屋に帰って、玄関を開けて郵便受けを確認した。
チラシや請求書の間に緑色の封筒が入っていた。
その封筒を見た時に、私の胸が小さく脈を打った。その緑色の封筒に、私は見覚えがあった。
昔にも同じ手紙を私は受け取っていた。
私は荷造りもせずに、すぐに封筒を開けた。
中の便箋をあけて、その文字を見た瞬間に確信した。
(やっぱり、、、また同じ人からだ)
『 七奈へ
元気ですか?いや、元気じゃないですか?どちらかわからないですが、また伝えたい事があって手紙を書く事にしました。
生きていると色んな日がありますね。
暖かい陽だまりのように幸せな日があれば、執拗に七奈を苦しめて、ナイフで心に傷をつけられるような日もあると思います。
辛くてもう動けなくなるかもしれないし、人を恨んだり、自分自身でさえ見失うかもしれない。
そんな時は少し休んで、目の前ではなく、遠くを見つめてみましょう。前でも、後ろでもどちらでもいいです。
遠くを見ると、今まで気づけなかった沢山の事が見えてきます。世界は一つではないんだとわかると思います。傷口はいつか、かさぶたになって剥がれます。今感じている痛みも必ず癒える日がきます。
大丈夫。また必ず心から喜べる日がくるから。
あなたは名前のようにラッキーセブンの、ラッキーに恵まれた人です。一つでも多くのラッキーに気付ける人生になりますように。
あなたの幸せをずっと願っています』
看護師という仕事はかなり、ストレスがたまるのだろう。宮下さんは上手にストレス解消をしているから私みたいに病まないのかもしれない。
「素敵かもしれないけど、お母さんがきっと賛成しませんよ、今の状態の私が一人でキャンプなんて、、、。大人しく実家へ帰りますよ」
「そう?じゃぁキャンプ場の地図と番号だけ一応送っておくね!今じゃなくても構わないから、いつか行ってみて」
宮下さんは私に言って、高級チョコをポケットから出すと私にくれた。そしてにっこりと笑いながら言った。
「私は、キャンプとこのチョコのおかげで働けてるのよ」
もちろん、宮下さんにも辛い事があって、宮下さんの働いている姿をずっと見てきた私からしたら、大変さも少しくらいはわかっているつもりだ。それでも志しがあって、看護師として働いている宮下さんの事が、私は羨ましいと感じてしまう。人を羨むのは、自分自身が空っぽだからかもしれない。
それから数日して、私は退院する事になった。
私は一度母と、アパートに戻って私の荷物を積んでから実家に戻る事になっていた。
病院から母の車に乗って私のアパートまで行くと私は車を降りた。
「七奈、じゃあ荷物まとまったら私に電話して。私一件オンラインで打ち合わせ入っちゃってるから、そこのパーキングにいるね」
母は車の窓から私に声をかけた。母は、フリーのライターでほぼ家で仕事をしていた。
私のせいで忙しいのに送迎させて、申し訳ない気持ちになった。
「七奈、、、大丈夫?荷物まとまったら、すぐに連絡するのよ」
母の瞳に心配の色が見えた。私を一人にするのが怖いんだろう。そんな母の心配を少しでも拭ってあげようと、私は無理に笑顔になろうと思ったがあまり上手くいかなかった。
「大丈夫だよ。すぐに連絡する」
私の顔は、口角だけ無理にあげた、とても歪な表情になった。そんな私の顔を見ながら、後ろ髪を引かれるように母は車を動かした。
母を見送ると私は久しぶりに自分の部屋に帰って、玄関を開けて郵便受けを確認した。
チラシや請求書の間に緑色の封筒が入っていた。
その封筒を見た時に、私の胸が小さく脈を打った。その緑色の封筒に、私は見覚えがあった。
昔にも同じ手紙を私は受け取っていた。
私は荷造りもせずに、すぐに封筒を開けた。
中の便箋をあけて、その文字を見た瞬間に確信した。
(やっぱり、、、また同じ人からだ)
『 七奈へ
元気ですか?いや、元気じゃないですか?どちらかわからないですが、また伝えたい事があって手紙を書く事にしました。
生きていると色んな日がありますね。
暖かい陽だまりのように幸せな日があれば、執拗に七奈を苦しめて、ナイフで心に傷をつけられるような日もあると思います。
辛くてもう動けなくなるかもしれないし、人を恨んだり、自分自身でさえ見失うかもしれない。
そんな時は少し休んで、目の前ではなく、遠くを見つめてみましょう。前でも、後ろでもどちらでもいいです。
遠くを見ると、今まで気づけなかった沢山の事が見えてきます。世界は一つではないんだとわかると思います。傷口はいつか、かさぶたになって剥がれます。今感じている痛みも必ず癒える日がきます。
大丈夫。また必ず心から喜べる日がくるから。
あなたは名前のようにラッキーセブンの、ラッキーに恵まれた人です。一つでも多くのラッキーに気付ける人生になりますように。
あなたの幸せをずっと願っています』



