私はその夜、一人で西海さんの名刺を見ていた。私は悩んでいた、西海さんの会社でインターンするかどうか、、、。書きかけの物語を見て、もしこれを沢山の人が読んでくれて、その感想が聞けたらそれは、とても嬉しい事だと思った。そんな事を考えていたら、部屋がノックされた。
「七奈ちゃん、起きてる?」
私は永斗君の声がして、どきっとした。
「どうしたの?」私が部屋のドアを開けると、永斗君が何やら荷物を沢山持っていた。
「今日、流星群が流れるんだって、見にいかない?」
私達は湖畔の灯りがない方へ歩いていって、レジャーシートを広げた。そこにクッションを並べて二人で横になった。
「わー!最高!凄い星だね!綺麗!」
「七奈ちゃん!見てほら覚えた?」
「覚えたよ〜、あれでしょ?はち座。見回りに行くたびに教えるから、いい加減に覚えたよ。でも、あれ本当は何て言う星座なの?」
「本当にはち座だから。それ以外の名前はないから」
永斗君は頑なにはち座を譲らなかった。
私達は、涼しい夏の風を感じながら、二人で星空を眺めた。星は本当に手が届きそうなくらいに沢山見えた。
「どうやら、一時間に二十個くらいの流れ星が見れるらしいんだよ」
「それって多いのかな?結構見落としそうじゃない?流星群って言うくらいだから、もっとじゃんじゃん流れてくるかと思った」
「あっ!!」
「えっ!?流れた!?」
「嘘、、、」 「何だぁ〜!」私達はその後、お互いに流れ星を見つけた風の演技をして遊んでいた。
しばらくして、飽きると、私は永斗君に西海さんの会社のインターンに誘われた話しをした。
「永斗君、どう思う?やった方がいいかな?」
永斗君が私の隣りで手を頭の下で組みながら言った。
「うーん。七奈ちゃん、なんでそんな大事な事を俺に聞くの?」
「うーん、、、何でって言われても」
「そんな大事な事は、まず自分に聞いてみなよ。
ほらっ胸に手を当ててみ?私はどうしたいんですか?」
私は言われた通りに、自分の胸に手を置いて目を瞑った。
「何て言ってる?」
「、、、やりたいって言ってる、、、」
私が目を瞑ったまま答える。永斗君に聞く前から答えはきっと出てたのかもしれない。
「なら、やる事!決定ね!」
「う〜ん、、、でも、誰かの一押しが欲しいって言ってるかも、、、」
私がまた目を瞑って言うと、不意に私の顔に影が降りてきて、私の唇に何かが重なった。
私は思わず驚いて「えっ?」目を開けて声を出すと、目の前にいつもの優しい笑顔で笑っている永斗君がいた。
永斗君が「誰かの一押し」と言うと、また私の唇を奪った。
永斗君は私をドキドキさせる天才かと思った。私は期待してしまう、、、永斗君が私の事を好きなんじゃないかって、、、期待してしまうが聞けなかった。
その夜は、私達はゴロゴロしながら、流れ星をずっと見つけていた。
流れ星に願いをかけなくても、この時の私は十分幸せだった。思わず「幸せすぎる、、、」
と永斗君の側に行くと、永斗君が私に腕枕をして「俺も、、、」と呟いた。
『永斗君の好きな人は誰ですか?』
聞けずに永斗君の横顔を眺めていた────
「七奈ちゃん、起きてる?」
私は永斗君の声がして、どきっとした。
「どうしたの?」私が部屋のドアを開けると、永斗君が何やら荷物を沢山持っていた。
「今日、流星群が流れるんだって、見にいかない?」
私達は湖畔の灯りがない方へ歩いていって、レジャーシートを広げた。そこにクッションを並べて二人で横になった。
「わー!最高!凄い星だね!綺麗!」
「七奈ちゃん!見てほら覚えた?」
「覚えたよ〜、あれでしょ?はち座。見回りに行くたびに教えるから、いい加減に覚えたよ。でも、あれ本当は何て言う星座なの?」
「本当にはち座だから。それ以外の名前はないから」
永斗君は頑なにはち座を譲らなかった。
私達は、涼しい夏の風を感じながら、二人で星空を眺めた。星は本当に手が届きそうなくらいに沢山見えた。
「どうやら、一時間に二十個くらいの流れ星が見れるらしいんだよ」
「それって多いのかな?結構見落としそうじゃない?流星群って言うくらいだから、もっとじゃんじゃん流れてくるかと思った」
「あっ!!」
「えっ!?流れた!?」
「嘘、、、」 「何だぁ〜!」私達はその後、お互いに流れ星を見つけた風の演技をして遊んでいた。
しばらくして、飽きると、私は永斗君に西海さんの会社のインターンに誘われた話しをした。
「永斗君、どう思う?やった方がいいかな?」
永斗君が私の隣りで手を頭の下で組みながら言った。
「うーん。七奈ちゃん、なんでそんな大事な事を俺に聞くの?」
「うーん、、、何でって言われても」
「そんな大事な事は、まず自分に聞いてみなよ。
ほらっ胸に手を当ててみ?私はどうしたいんですか?」
私は言われた通りに、自分の胸に手を置いて目を瞑った。
「何て言ってる?」
「、、、やりたいって言ってる、、、」
私が目を瞑ったまま答える。永斗君に聞く前から答えはきっと出てたのかもしれない。
「なら、やる事!決定ね!」
「う〜ん、、、でも、誰かの一押しが欲しいって言ってるかも、、、」
私がまた目を瞑って言うと、不意に私の顔に影が降りてきて、私の唇に何かが重なった。
私は思わず驚いて「えっ?」目を開けて声を出すと、目の前にいつもの優しい笑顔で笑っている永斗君がいた。
永斗君が「誰かの一押し」と言うと、また私の唇を奪った。
永斗君は私をドキドキさせる天才かと思った。私は期待してしまう、、、永斗君が私の事を好きなんじゃないかって、、、期待してしまうが聞けなかった。
その夜は、私達はゴロゴロしながら、流れ星をずっと見つけていた。
流れ星に願いをかけなくても、この時の私は十分幸せだった。思わず「幸せすぎる、、、」
と永斗君の側に行くと、永斗君が私に腕枕をして「俺も、、、」と呟いた。
『永斗君の好きな人は誰ですか?』
聞けずに永斗君の横顔を眺めていた────



