牧場から帰って、私が炊事場の掃除をしていると、たまたま通りかかった西海さんに話しかけられた。
「こんにちは。あの漫画読みました?」
私は、西海さんが薦めてくれたWEB漫画の事を思い出した。
「読みました!凄く面白かったです。あんなにWEBの漫画が迫力があって面白いなんて知りませんでした。ファンタジーで、私の好きな展開のストーリーでした」
西海さんは、私の感想を聞くと満足そうに頷いた。
「少し、興味が出ました?WEB漫画」
「はい。他にも読んでみたいなぁって思いました」
いつも紙の小説しか読んでいなかったが、電子書籍も読みやすいと思った。
「一緒に作ってみませんか?WEB漫画」
私は西海さんに言われた事の意味がわからなくてしばらく返事に困った。
「私が漫画を作る、、、?漫画家になるって事ですか?」
私が馬鹿みたいな事を言うと、西海さんは少し笑った。
「漫画家になるというよりは、漫画を作る人達と協力して、一つのヒット作を作るイメージです」
「ヒット作を作る、、、」
「私の働いている、縦読みのWEB漫画スタジオは完全分業制で一つの漫画を作っているんです。
企画、脚本から始まって、ネーム、人物作画、背景、仕上げと、それぞれのクリエーターが分業してチームで漫画を作るんです。
それを編集者がプロデュースしていくイメージです」
漫画と言えば、一人の漫画家が一つの漫画を描いていくイメージだったので、そんな方法で漫画を作っていくのは少し面白いなと思った。
「七奈さんのブログや、プロットを読んでクリエーターとして、人の心を掴む話しを考える事が出来る人だと思いました。
漫画の脚本、挑戦してみませんか?
もちろん、いきなり書けとはいいません。インターンとしてうちで勉強しながら、書いてみるのはどうですか?」
私の考えた物語が漫画になる、、、?
それは何だかとても壮大な夢のような話しな気がした。
「もちろん、大手出版社のような給料は出ません。実力勝負なので、世間が面白いと読んでもらえる漫画を作り続けなければいけないプレッシャーもあります。けれど、創作意欲があるならば、年齢、経験関係なく皆んながチャレンジ出来る環境です。世界の皆んながワクワクして読むような漫画を作ってみませんか?」
そんな事を言われても不安だった。何よりたいして漫画なんか読んでこなかった自分に、漫画の脚本なんて書ける自信はなかった。
けれど、そんな気持ちとは裏腹に私の胸はワクワクしていた。皆んながワクワクして続きが気になるようなストーリーを私も書いてみたいと思った。
西海さんが私に名刺をくれて、夏休みが終わったら一度スタジオに見学に来てくださいと言った。私は自分の心臓がどきどき高鳴っているのを感じた。
『楽しそう、、、』私の心がそう言っていた。
「こんにちは。あの漫画読みました?」
私は、西海さんが薦めてくれたWEB漫画の事を思い出した。
「読みました!凄く面白かったです。あんなにWEBの漫画が迫力があって面白いなんて知りませんでした。ファンタジーで、私の好きな展開のストーリーでした」
西海さんは、私の感想を聞くと満足そうに頷いた。
「少し、興味が出ました?WEB漫画」
「はい。他にも読んでみたいなぁって思いました」
いつも紙の小説しか読んでいなかったが、電子書籍も読みやすいと思った。
「一緒に作ってみませんか?WEB漫画」
私は西海さんに言われた事の意味がわからなくてしばらく返事に困った。
「私が漫画を作る、、、?漫画家になるって事ですか?」
私が馬鹿みたいな事を言うと、西海さんは少し笑った。
「漫画家になるというよりは、漫画を作る人達と協力して、一つのヒット作を作るイメージです」
「ヒット作を作る、、、」
「私の働いている、縦読みのWEB漫画スタジオは完全分業制で一つの漫画を作っているんです。
企画、脚本から始まって、ネーム、人物作画、背景、仕上げと、それぞれのクリエーターが分業してチームで漫画を作るんです。
それを編集者がプロデュースしていくイメージです」
漫画と言えば、一人の漫画家が一つの漫画を描いていくイメージだったので、そんな方法で漫画を作っていくのは少し面白いなと思った。
「七奈さんのブログや、プロットを読んでクリエーターとして、人の心を掴む話しを考える事が出来る人だと思いました。
漫画の脚本、挑戦してみませんか?
もちろん、いきなり書けとはいいません。インターンとしてうちで勉強しながら、書いてみるのはどうですか?」
私の考えた物語が漫画になる、、、?
それは何だかとても壮大な夢のような話しな気がした。
「もちろん、大手出版社のような給料は出ません。実力勝負なので、世間が面白いと読んでもらえる漫画を作り続けなければいけないプレッシャーもあります。けれど、創作意欲があるならば、年齢、経験関係なく皆んながチャレンジ出来る環境です。世界の皆んながワクワクして読むような漫画を作ってみませんか?」
そんな事を言われても不安だった。何よりたいして漫画なんか読んでこなかった自分に、漫画の脚本なんて書ける自信はなかった。
けれど、そんな気持ちとは裏腹に私の胸はワクワクしていた。皆んながワクワクして続きが気になるようなストーリーを私も書いてみたいと思った。
西海さんが私に名刺をくれて、夏休みが終わったら一度スタジオに見学に来てくださいと言った。私は自分の心臓がどきどき高鳴っているのを感じた。
『楽しそう、、、』私の心がそう言っていた。



