次の休み、永斗君は約束通りに私をキャンプ用品店へ連れていってくれた。
「ねぇねぇ永斗君、今日は本当に出かけなくていいの?用事があったんじゃないの?」
私は、永斗君がもし大切な人と会いたいのに、無理に私と出かけてくれているなら申し訳ないと思っていた。最初は嬉しくてテンションが上がっていたが、永斗君にとったら、私といるよりも好きな人に時間を使いたかったんじゃないかと思った。
「今日は、初めから用事は何もないよ。七奈ちゃん、何そんなに気にしてるの?」
永斗君は運転しながら笑っていた。
好きだからこそ、色々な事を気にしてしまうが、永斗君は私の気持ちなんて知らないから、不思議なんだろう。
けれど、せっかく二人で出かける事が出来るので、今日は楽しもうと思っていた。
キャンプ用品店に着くと、私はランタンコーナーで欲しかったランタンを見た。
永斗君に色々アドバイスしてもらいながら、私は一人で悩みに悩んだ。種類がありすぎて、どれを選んだらいいのかわからなくなってしまうのだ。結局、揺らめく炎が綺麗なオイルランタンにした。私が選んだランタンは、個体毎に色合いや風合いが違うランタンだったので、更に悩んでしまった。
「永斗君ごめん!時間かかり過ぎちゃった」
車に乗って私が謝ると、永斗君は笑いながら「俺、途中で一生決まんないかと思ったよ。でも、気に入ったの買えてよかったね」と言ってくれた。
「ありがとう。永斗君のおかげです!今日の夜に点灯式やるね!」
「点灯式?」
「初めての点火だから。今日の夜点灯式するの。永斗君も来てね」
「招待してくれて、嬉しいよ」
ちょっと小馬鹿にするように、永斗君が笑って言うが、私は夜が待ち遠しかった。
キャンプ用品店を出て帰るかと思ったが、永斗君はキャンプ場に帰らなかった。
「帰らないの?」私が永斗君に尋ねると、永斗君は「せっかくの休みだし、ご飯でも食べて行こうよ」と言って、ランチに連れて行ってくれた。
永斗君が連れて行ってくれたのは、山中湖の湖畔にあるパンケーキのお店だった。
テラス席もあって、目の前には山中湖と富士山が見えて眺めが最高だった。
「永斗君、凄い!何でわたしがパンケーキ好きだって知ってたの!?」
私は昔からパンケーキが大好きだったから、まさかのチョイスに驚いた。
「超能力者だから」 「え?本当に?」
永斗君が真剣な顔で言うので私はわざと聞いてみた。
「じゃあさ、私が何のパンケーキ選ぶかわかる?」
「わかるよ」永斗君が即答するので、私は疑い深い顔をした。パンケーキの種類は沢山あった。当てるのは結構難しいと思った。
「じゃあ、どれでしょう?」
「これ」永斗君が迷わず指さしたのは、ティラミスのパンケーキだった。
私は驚いて永斗君の顔を見た。
「当たりでしょ?」
「何でわかったの?私ティラミス好きって永斗君に言ったっけ?」
私が食べたいパンケーキを当てて、本気で永斗君が超能力者に見えてきた。
「だから超能力者って言ったでしょ?俺は何にしようかなぁ〜ハンバーガーにしよう」
永斗君はそういってさっさと注文してしまった。ティラミスのパンケーキは、ふわふわで本当に美味しかった。
「こんな綺麗な景色を見ながら大好きなパンケーキを食べれるなんて最高!幸せ過ぎる!ありがとう、永斗君」
「よかったね〜満足してくれたなら、俺も連れてきたかいがあったよ」
永斗君はそう言っていつものように優しい顔で笑っていた。
「七奈ちゃん、ここのカフェ、レンタサイクルやってるみたいなんだけど、食べたら湖の周り走ってみない?」
「楽しそう!やりたい!」
私は永斗君の顔を見て即答した。
「ねぇねぇ永斗君、今日は本当に出かけなくていいの?用事があったんじゃないの?」
私は、永斗君がもし大切な人と会いたいのに、無理に私と出かけてくれているなら申し訳ないと思っていた。最初は嬉しくてテンションが上がっていたが、永斗君にとったら、私といるよりも好きな人に時間を使いたかったんじゃないかと思った。
「今日は、初めから用事は何もないよ。七奈ちゃん、何そんなに気にしてるの?」
永斗君は運転しながら笑っていた。
好きだからこそ、色々な事を気にしてしまうが、永斗君は私の気持ちなんて知らないから、不思議なんだろう。
けれど、せっかく二人で出かける事が出来るので、今日は楽しもうと思っていた。
キャンプ用品店に着くと、私はランタンコーナーで欲しかったランタンを見た。
永斗君に色々アドバイスしてもらいながら、私は一人で悩みに悩んだ。種類がありすぎて、どれを選んだらいいのかわからなくなってしまうのだ。結局、揺らめく炎が綺麗なオイルランタンにした。私が選んだランタンは、個体毎に色合いや風合いが違うランタンだったので、更に悩んでしまった。
「永斗君ごめん!時間かかり過ぎちゃった」
車に乗って私が謝ると、永斗君は笑いながら「俺、途中で一生決まんないかと思ったよ。でも、気に入ったの買えてよかったね」と言ってくれた。
「ありがとう。永斗君のおかげです!今日の夜に点灯式やるね!」
「点灯式?」
「初めての点火だから。今日の夜点灯式するの。永斗君も来てね」
「招待してくれて、嬉しいよ」
ちょっと小馬鹿にするように、永斗君が笑って言うが、私は夜が待ち遠しかった。
キャンプ用品店を出て帰るかと思ったが、永斗君はキャンプ場に帰らなかった。
「帰らないの?」私が永斗君に尋ねると、永斗君は「せっかくの休みだし、ご飯でも食べて行こうよ」と言って、ランチに連れて行ってくれた。
永斗君が連れて行ってくれたのは、山中湖の湖畔にあるパンケーキのお店だった。
テラス席もあって、目の前には山中湖と富士山が見えて眺めが最高だった。
「永斗君、凄い!何でわたしがパンケーキ好きだって知ってたの!?」
私は昔からパンケーキが大好きだったから、まさかのチョイスに驚いた。
「超能力者だから」 「え?本当に?」
永斗君が真剣な顔で言うので私はわざと聞いてみた。
「じゃあさ、私が何のパンケーキ選ぶかわかる?」
「わかるよ」永斗君が即答するので、私は疑い深い顔をした。パンケーキの種類は沢山あった。当てるのは結構難しいと思った。
「じゃあ、どれでしょう?」
「これ」永斗君が迷わず指さしたのは、ティラミスのパンケーキだった。
私は驚いて永斗君の顔を見た。
「当たりでしょ?」
「何でわかったの?私ティラミス好きって永斗君に言ったっけ?」
私が食べたいパンケーキを当てて、本気で永斗君が超能力者に見えてきた。
「だから超能力者って言ったでしょ?俺は何にしようかなぁ〜ハンバーガーにしよう」
永斗君はそういってさっさと注文してしまった。ティラミスのパンケーキは、ふわふわで本当に美味しかった。
「こんな綺麗な景色を見ながら大好きなパンケーキを食べれるなんて最高!幸せ過ぎる!ありがとう、永斗君」
「よかったね〜満足してくれたなら、俺も連れてきたかいがあったよ」
永斗君はそう言っていつものように優しい顔で笑っていた。
「七奈ちゃん、ここのカフェ、レンタサイクルやってるみたいなんだけど、食べたら湖の周り走ってみない?」
「楽しそう!やりたい!」
私は永斗君の顔を見て即答した。



