次の日、美優と大我君が帰る日になった。
私と永斗君は二人を見送りにでた。
「七奈ちゃん、永斗さん、本当にありがとうございました。二人のおかげで、最高のプロポーズができました!」
大我君がそう言って頭を下げた。
隣で美優も一緒に頭を下げていた。
「いえいえ、無事プロポーズ大成功で良かったです。また遊びに来てください」
「もちろんです。ここは、俺達にとって思い出の地ですから!必ずまた来ます」
「七奈、東京に帰ったらまた会おうね」
久しぶりに美優と会って、また美優との友達の縁を繋げる事が出来て私は嬉しかった。
「うん。遊びに行こう!連絡するね」
「後、七奈昨日私が言った事、文章書く話し、絶対チャレンジしてみてね。七奈ならきっと出来ると思うよ」
「わかった。ちゃんと出来るかわからないけど、書いてみるよ」
美優は何故か嬉しそうに笑っていた。
そして、二人が仲良さそうに車に乗って帰っていった。
「じゃあ、七奈ちゃん!今日もバリバリ働くかぁ〜」
永斗君が大きな伸びをした。今日も朝から蝉がうるさいくらいに鳴き続けていた。
「よーし!!頑張ろう!」
私も永斗君の真似をして伸びをすると、永斗君が急に真面目な顔をして言ってくる。
「あっ!チェックアウトは俺がやるから!七奈ちゃんはシャワー室の掃除して」
「でも今日人数多いから大変じゃない?私もチェックアウト手伝うよ」
「いや、またあの大学生くるだろ?七奈ちゃんはシャワー室篭っといて!」
永斗君は、まだあの大学生を気にしているみたいだったが、昨日あれだけ永斗君が注意したし、流石に何も言ってこないと思った。
「大丈夫だって、別にもう何も言ってこないよ。永斗君、気にし過ぎだって」
「七奈ちゃんはさぁ、何かフラフラしててあぶなかっしい」
「確かに、私って世間でいうメンヘラ女だよね?メンタル最弱でいつもぐずぐずしてる」
自分で言っていて凄くしっくりきた。元々そういう女は嫌だと思っていたけど、今の私はまさしくメンヘラ女に違いなかった。
「まあ?でも繊細で感受性が豊かなんじゃないの?それは人として良い事でしょ」
「そうかな?私が憧れるのは、好きな仕事をしてバリバリ働くスーパーウーマンみたいな女なんだけど」
永斗君が「う〜ん」と言いながら私を眺めた。
どうせなれないと思っているのが顔にはっきり出ていた。
「さっき、美優ちゃんと話してたのは何だったの?何かを書くってやつ」
「ああ、昨日美優が私に言ってきたの『七奈の小学生の時の夢は小説家だったよね』って。私は忘れてたんだけど、美優が私に何か文章書いてみたらって言ってきたんだよ」
「へぇ、七奈ちゃん小説家になりたかったんだ」
「小さい時の話しだよ。自分の頭の中だけで、壮大なストーリーを考えて、それを文章にしていくの。なんか、ワクワクするなって」
キャンプ場のサイトを見ると、そろそろチェックアウトの時間なので、皆んなが後片付けに精をだしていた。その姿を私が眺めていると、永斗君がいきなり大きな声で言ってきた。
「それ!めちゃくちゃいいじゃん!!七奈ちゃん!物語を書いてみなよ」
何故か永斗君が興奮している。私はその永斗君を見て少し呆気に取られたが、すぐに首を振った。
「でも、私文章書いた事ないの。そんな勉強もしたことないし。だからまずは、ブログくらいから始めようかなぁって」
「何でもいいけどやってみようぜ!やってみなきゃわかんないんだから」
「確かにそう」
私と、永斗君は顔を見合わせて笑った。
私と永斗君は二人を見送りにでた。
「七奈ちゃん、永斗さん、本当にありがとうございました。二人のおかげで、最高のプロポーズができました!」
大我君がそう言って頭を下げた。
隣で美優も一緒に頭を下げていた。
「いえいえ、無事プロポーズ大成功で良かったです。また遊びに来てください」
「もちろんです。ここは、俺達にとって思い出の地ですから!必ずまた来ます」
「七奈、東京に帰ったらまた会おうね」
久しぶりに美優と会って、また美優との友達の縁を繋げる事が出来て私は嬉しかった。
「うん。遊びに行こう!連絡するね」
「後、七奈昨日私が言った事、文章書く話し、絶対チャレンジしてみてね。七奈ならきっと出来ると思うよ」
「わかった。ちゃんと出来るかわからないけど、書いてみるよ」
美優は何故か嬉しそうに笑っていた。
そして、二人が仲良さそうに車に乗って帰っていった。
「じゃあ、七奈ちゃん!今日もバリバリ働くかぁ〜」
永斗君が大きな伸びをした。今日も朝から蝉がうるさいくらいに鳴き続けていた。
「よーし!!頑張ろう!」
私も永斗君の真似をして伸びをすると、永斗君が急に真面目な顔をして言ってくる。
「あっ!チェックアウトは俺がやるから!七奈ちゃんはシャワー室の掃除して」
「でも今日人数多いから大変じゃない?私もチェックアウト手伝うよ」
「いや、またあの大学生くるだろ?七奈ちゃんはシャワー室篭っといて!」
永斗君は、まだあの大学生を気にしているみたいだったが、昨日あれだけ永斗君が注意したし、流石に何も言ってこないと思った。
「大丈夫だって、別にもう何も言ってこないよ。永斗君、気にし過ぎだって」
「七奈ちゃんはさぁ、何かフラフラしててあぶなかっしい」
「確かに、私って世間でいうメンヘラ女だよね?メンタル最弱でいつもぐずぐずしてる」
自分で言っていて凄くしっくりきた。元々そういう女は嫌だと思っていたけど、今の私はまさしくメンヘラ女に違いなかった。
「まあ?でも繊細で感受性が豊かなんじゃないの?それは人として良い事でしょ」
「そうかな?私が憧れるのは、好きな仕事をしてバリバリ働くスーパーウーマンみたいな女なんだけど」
永斗君が「う〜ん」と言いながら私を眺めた。
どうせなれないと思っているのが顔にはっきり出ていた。
「さっき、美優ちゃんと話してたのは何だったの?何かを書くってやつ」
「ああ、昨日美優が私に言ってきたの『七奈の小学生の時の夢は小説家だったよね』って。私は忘れてたんだけど、美優が私に何か文章書いてみたらって言ってきたんだよ」
「へぇ、七奈ちゃん小説家になりたかったんだ」
「小さい時の話しだよ。自分の頭の中だけで、壮大なストーリーを考えて、それを文章にしていくの。なんか、ワクワクするなって」
キャンプ場のサイトを見ると、そろそろチェックアウトの時間なので、皆んなが後片付けに精をだしていた。その姿を私が眺めていると、永斗君がいきなり大きな声で言ってきた。
「それ!めちゃくちゃいいじゃん!!七奈ちゃん!物語を書いてみなよ」
何故か永斗君が興奮している。私はその永斗君を見て少し呆気に取られたが、すぐに首を振った。
「でも、私文章書いた事ないの。そんな勉強もしたことないし。だからまずは、ブログくらいから始めようかなぁって」
「何でもいいけどやってみようぜ!やってみなきゃわかんないんだから」
「確かにそう」
私と、永斗君は顔を見合わせて笑った。



