ご飯を食べた後、永斗君が私を今日泊まる部屋に案内してくれた。部屋というか、廃校だから教室だ。
「二年一組どう?受付に一番近いし、結構おすすめ」
永斗君がそう言って二年一組の教室を開けた。
確かに教室は宿泊出来るようにリフォームされていた。ちゃんとベッドもあるし、泊まるのには十分だが、何せ教室だからだだっ広い。
「だ、、、大丈夫かな?私今日ここで泊まれるかな」
私は本当にお化けとか心霊系が苦手だった。考えて見ると、そんなんでよく一人でキャンプなんてしようと思ったなと今更ながらに思った。
「え?気にいらない?理科室とか、保健室とかもあるけど?」
「いやいや、二年一組でいいです!!」
「結構人気なんだよ、この部屋。学校に泊まれるなんて面白い〜って!でも、夜中この廊下を歩く音が聞こえたりしてね、、、」
永斗君がまた怖い話しをするので、私は直ぐに遮る。
「やめてって!!あの!無理です!私一人でこの部屋泊まるの怖すぎます!永斗君も一緒にいて下さい」
私の発言に、永斗君が目を丸くして驚いていた。
「え?俺も同じ部屋で寝るって事?」
「だってベッドなら沢山あるじゃないですか。職員室で寝るのも、ここで寝るのも一緒ですよ」
自分でもかなり我儘な事を言っている自覚はあったが、背に腹は変えられないくらいに、ここで一人で寝るのは怖すぎた。永斗君は完全に困った顔をしていた。
「いやあ、それはどうかな?色々不味いんじゃないかなぁ、、、」
一応、若い男女だから不味いというのもわかっていたが。私は何故だか永斗君は信用出来る気がしていた。結局永斗君は私の我儘を聞いて一緒に二年一組にいてくれる事になった。
外はまたポツポツと雨が降り始めていた。
「寒くない?」永斗君が私に聞いてきた。山だから標高が高く、六月でも夜は少し冷えてきた。
永斗君が灯油ストーブに火をつけた。ボワーっと明るい光が灯油ストーブに灯されて、灯油の匂いが少し鼻についた。
私と永斗君はストーブの前で二人で座って、ストーブの炎を眺めていた。
「夜は長いけど、何の話しする?怪談でもする?」
「しないって、永斗君がそうやって私をびびらすから、私に付き合うはめになってるんだよ?」
「でも そんなに怖がりでよくソロキャンプなんてしようと思ったね?珍しいよ、こんな若い子が一人でキャンプにくるの」
確かにそうかもしれない、今までの私だったら絶対にキャンプになんか行こうと思わなかった。
「ツバメを見て、、、」
「ツバメ?」永斗君が私の顔を不思議そうに見た。
「なんか、気持ち良さそうに飛んで行って、私も知らない遠い所へ行って見たくなった。なんか無理だったっぽいけど」
永斗君がまた楽しそうに笑っていた。
「何!?」 「いや、テント張るのもめちゃくちゃ大変そうだったもんな」
「見てたなら、早く助けてよ!おかげでポールが折れちゃったよ。キャンプやっぱり向いてないかも」
永斗君が、大きくて綺麗な手をストーブに当てた。
「キャンプに向いてないとかないから。楽しむ事が一番大事。何でもそうだけどね」
永斗君は小さな事でも、凄く楽しそうにしていた。私は、心から楽しいと思えていたのはいつだったんだろうと考えていた。
最近は、好きな物も全て灰色の砂嵐になっていた。
「二年一組どう?受付に一番近いし、結構おすすめ」
永斗君がそう言って二年一組の教室を開けた。
確かに教室は宿泊出来るようにリフォームされていた。ちゃんとベッドもあるし、泊まるのには十分だが、何せ教室だからだだっ広い。
「だ、、、大丈夫かな?私今日ここで泊まれるかな」
私は本当にお化けとか心霊系が苦手だった。考えて見ると、そんなんでよく一人でキャンプなんてしようと思ったなと今更ながらに思った。
「え?気にいらない?理科室とか、保健室とかもあるけど?」
「いやいや、二年一組でいいです!!」
「結構人気なんだよ、この部屋。学校に泊まれるなんて面白い〜って!でも、夜中この廊下を歩く音が聞こえたりしてね、、、」
永斗君がまた怖い話しをするので、私は直ぐに遮る。
「やめてって!!あの!無理です!私一人でこの部屋泊まるの怖すぎます!永斗君も一緒にいて下さい」
私の発言に、永斗君が目を丸くして驚いていた。
「え?俺も同じ部屋で寝るって事?」
「だってベッドなら沢山あるじゃないですか。職員室で寝るのも、ここで寝るのも一緒ですよ」
自分でもかなり我儘な事を言っている自覚はあったが、背に腹は変えられないくらいに、ここで一人で寝るのは怖すぎた。永斗君は完全に困った顔をしていた。
「いやあ、それはどうかな?色々不味いんじゃないかなぁ、、、」
一応、若い男女だから不味いというのもわかっていたが。私は何故だか永斗君は信用出来る気がしていた。結局永斗君は私の我儘を聞いて一緒に二年一組にいてくれる事になった。
外はまたポツポツと雨が降り始めていた。
「寒くない?」永斗君が私に聞いてきた。山だから標高が高く、六月でも夜は少し冷えてきた。
永斗君が灯油ストーブに火をつけた。ボワーっと明るい光が灯油ストーブに灯されて、灯油の匂いが少し鼻についた。
私と永斗君はストーブの前で二人で座って、ストーブの炎を眺めていた。
「夜は長いけど、何の話しする?怪談でもする?」
「しないって、永斗君がそうやって私をびびらすから、私に付き合うはめになってるんだよ?」
「でも そんなに怖がりでよくソロキャンプなんてしようと思ったね?珍しいよ、こんな若い子が一人でキャンプにくるの」
確かにそうかもしれない、今までの私だったら絶対にキャンプになんか行こうと思わなかった。
「ツバメを見て、、、」
「ツバメ?」永斗君が私の顔を不思議そうに見た。
「なんか、気持ち良さそうに飛んで行って、私も知らない遠い所へ行って見たくなった。なんか無理だったっぽいけど」
永斗君がまた楽しそうに笑っていた。
「何!?」 「いや、テント張るのもめちゃくちゃ大変そうだったもんな」
「見てたなら、早く助けてよ!おかげでポールが折れちゃったよ。キャンプやっぱり向いてないかも」
永斗君が、大きくて綺麗な手をストーブに当てた。
「キャンプに向いてないとかないから。楽しむ事が一番大事。何でもそうだけどね」
永斗君は小さな事でも、凄く楽しそうにしていた。私は、心から楽しいと思えていたのはいつだったんだろうと考えていた。
最近は、好きな物も全て灰色の砂嵐になっていた。



