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「こんちくわー」

 ジャラジャラとしたシルバーのネックレス三重連の色男が、椅子に座るなり気怠けな挨拶を寄越してきた。

 うーん。やっぱり大御所感。

 と、白波 由羽(しろなみ ゆうは)は肩を小刻みに震えさせて返事を返す。

「こんにちは。ししゃもくん」

「うっす」

 とスマホを操作している本日のお客様ーーししゃもくんーーに声をかける。

「久しぶりだね。2ヶ月ぶり?」

 そっと、由羽はししゃもくんの後頭部の髪を掬うように手に取る。サラサラとした黒髪には少し枝毛が見える。

「今回はマジで忙しくてー。地方のコンサート前に整えていけばよかったかも」

「あー。地方への遠征続きだとなかなか美容院行けないもんね」

「そうそう。だから、前にも言ったように由羽さんは俺たちの専属ヘアメイクさんにさせようってことで、今日もナンパしてこいって代表が」

「またあ? 俺はyourfの美容師だから、遠征とかはついていけないよー」

 と、笑いながらも目線は髪の毛から離さない。襟足の部分がかなり伸びている。自然に生えているから、整っておらず少しボサボサに見える。

「うー。もうっ。由羽さんの頑固モノめーっ」

 ししゃもくんはぐいぃと奥歯を噛み締めている。そんな姿もかっこよく見えるのだから、アイドルの表情管理ってすごい。

「それで? 今日はどうする?」

 施術について聞いてみると、ししゃもくんがスマホから参考画像を見せてくれた。

「この人みたいに、黒髪の前髪シースルーの前下がりマッシュがいいな」

「おっけー。襟足は? 残しておく?」

「そっすねー。マネージャーからは新しいアー写のために伸ばしてみて、襟足が似合わなかったら撮影前に切ろうかなって話をしてる」

「ふんふん。了解。じゃあ黒髪前髪シースルーの前下がりマッシュで、襟足は整える程度に伸ばそっか」

「はーい。おねがいしまーす」

「任せてー」