神子服に着替えた美虹たちが焔のいる部屋に戻る。
焔は神子姿の美虹を目を大きく開くも満足気だ。
『美しいな。さすがは俺の番だ』
「…………」
『そうむくれるなよ』
褒められても嬉しくもない美虹はあからさまに嫌な顔をする。
「…儀式するなら早くやりましょう」
『せっかちだな…まぁ、いい。儀式っても大層なことはしない。お前が俺に接吻するだけだ』
「せ…!き、キスならさっきしましたよね!」
『俺からじゃなくてお前からするのが意味がある。神への忠誠みたいな意味でな』
嫌で仕方ない美虹を面白がるようにニヤッと笑う焔。
グッと拳を握り家族や島の人々を守るためだと自分に言いきかせ焔にそっとキスをする。
『まぁ…いいだろう』
ちょっと不服な焔にイラッとしてしまう美虹。
「次はどうするのですか…盃を交わすとか?私はお酒呑めない年齢ですけど」
『いや、儀式は終わりだ。物足りないか?』
不機嫌な美虹をもて遊ぶかのように笑う焔。
儀式にしてはあっさりだなと思いつつ、これ以上はもう嫌なので助かる。
『人間界《ここ》には用はない。美虹、天界に行くぞ』
「えっ!天界ってなんですか?行くって……」
『天界は俺たち神が住む場所だ。番なんだから当然だろう?』
「え、ちょっと待ってください!そんないきなり…!」
焔は美虹の手を掴む。
紅音も「お待ちください!」と止めようとしてくれるが聞く耳を持たない。
「なにやっとんじゃゴルァぁっ!!!」
カトレア(鹿の姿)が突進し焔に角でタックルをかます。突きとばされ脇腹を痛そうにしている焔。
『痛ぇ…何をするんだ鹿五郎!』
「アタシの本名言うんじゃないわよ!黙って聞いてれば身勝手なことばっかして!美虹ちゃんの18の誕生日に番にするのはいいわ!でも紅音ちゃんに聞いたら数日早いそうじゃない!約束と違うし最低よ!美虹ちゃんの意見聞いてやんなさい!」
カトレアのいうとおり、美虹の18歳の誕生日まで数日早い。
『……仕方ないだろ、一日でも早く美虹を手に入れたかったんだよ。………わかったから美虹はどうしたいんだ。言っておくが番解消はしないからな』
不貞腐れる焔。なぜ自分にこだわるのだろうか?
焔はわからないが美虹としては初対面だし神が人間を番にする理由はなんだろう?と考えていた美虹。
「天界って場所に行くのは高校卒業まで待っていただきたいです」
『わかった。俺はここに滞在するから神子として世話しろ』
「はい」
自分の世話くらい自分でしろって思うが、とりあえず心の準備が出来ていないので助かった。
「ごめんね〜うちの主は我儘だから〜」
「ありがとうございます」
「アタシは乙女の味方よ。何かあったら遠慮なく頼ってね」
カトレアはギュッと美虹の手を握る。なんて心強いことか。
「あっしも頼ってくだせぇ、焔様の我儘には本当に困ったもんだ」
豆福助は美虹の足元をすりすりしている。
「今日は美虹ちゃんも疲れたでしょ?アタシが焔ちゃんを見張っておくから帰りなさいな。豆福助、護衛頼むわよ」
「承知しやした」
カトレアに促され美虹たちは朱雀神社を後にした。
焔は神子姿の美虹を目を大きく開くも満足気だ。
『美しいな。さすがは俺の番だ』
「…………」
『そうむくれるなよ』
褒められても嬉しくもない美虹はあからさまに嫌な顔をする。
「…儀式するなら早くやりましょう」
『せっかちだな…まぁ、いい。儀式っても大層なことはしない。お前が俺に接吻するだけだ』
「せ…!き、キスならさっきしましたよね!」
『俺からじゃなくてお前からするのが意味がある。神への忠誠みたいな意味でな』
嫌で仕方ない美虹を面白がるようにニヤッと笑う焔。
グッと拳を握り家族や島の人々を守るためだと自分に言いきかせ焔にそっとキスをする。
『まぁ…いいだろう』
ちょっと不服な焔にイラッとしてしまう美虹。
「次はどうするのですか…盃を交わすとか?私はお酒呑めない年齢ですけど」
『いや、儀式は終わりだ。物足りないか?』
不機嫌な美虹をもて遊ぶかのように笑う焔。
儀式にしてはあっさりだなと思いつつ、これ以上はもう嫌なので助かる。
『人間界《ここ》には用はない。美虹、天界に行くぞ』
「えっ!天界ってなんですか?行くって……」
『天界は俺たち神が住む場所だ。番なんだから当然だろう?』
「え、ちょっと待ってください!そんないきなり…!」
焔は美虹の手を掴む。
紅音も「お待ちください!」と止めようとしてくれるが聞く耳を持たない。
「なにやっとんじゃゴルァぁっ!!!」
カトレア(鹿の姿)が突進し焔に角でタックルをかます。突きとばされ脇腹を痛そうにしている焔。
『痛ぇ…何をするんだ鹿五郎!』
「アタシの本名言うんじゃないわよ!黙って聞いてれば身勝手なことばっかして!美虹ちゃんの18の誕生日に番にするのはいいわ!でも紅音ちゃんに聞いたら数日早いそうじゃない!約束と違うし最低よ!美虹ちゃんの意見聞いてやんなさい!」
カトレアのいうとおり、美虹の18歳の誕生日まで数日早い。
『……仕方ないだろ、一日でも早く美虹を手に入れたかったんだよ。………わかったから美虹はどうしたいんだ。言っておくが番解消はしないからな』
不貞腐れる焔。なぜ自分にこだわるのだろうか?
焔はわからないが美虹としては初対面だし神が人間を番にする理由はなんだろう?と考えていた美虹。
「天界って場所に行くのは高校卒業まで待っていただきたいです」
『わかった。俺はここに滞在するから神子として世話しろ』
「はい」
自分の世話くらい自分でしろって思うが、とりあえず心の準備が出来ていないので助かった。
「ごめんね〜うちの主は我儘だから〜」
「ありがとうございます」
「アタシは乙女の味方よ。何かあったら遠慮なく頼ってね」
カトレアはギュッと美虹の手を握る。なんて心強いことか。
「あっしも頼ってくだせぇ、焔様の我儘には本当に困ったもんだ」
豆福助は美虹の足元をすりすりしている。
「今日は美虹ちゃんも疲れたでしょ?アタシが焔ちゃんを見張っておくから帰りなさいな。豆福助、護衛頼むわよ」
「承知しやした」
カトレアに促され美虹たちは朱雀神社を後にした。



