焔は一生懸命に操作を覚えたり喜んでいる姿を肴に酒を嗜んでいた。
『あれがお前の番ですか』
『ああ』
『馬鹿だからやめておけと言っておくべきでしょうかね』
『だれが馬鹿だ!空中戦が苦手なくせに!』
ドヤる焔に翡翠は無表情のままだ。
『ひきずり降ろせばよいのです。翼がなければ無能のくせに』
『なんだとぉおっ!表出ろ!』
焔と翡翠のやり取りはスマホに夢中な美虹たちには聞こておらず、中庭にはボロ雑巾のように倒れた焔が取り残されていた。
「あの私、神子でも番でもないのに神子専用アプリ使っていいんですか?」
「うん。…もしかして訳あり?」
「はい、実は……!」
香夜に相談しょうと思ったが止められる。
「アプリで他の神子様に相談してみない?私なんかより頼りになるよ。癒されたいなら青龍の神子様で愚痴りたいなら白虎の神子様かな」
「わかりました、ありがとうございます」
使い慣れが必要だが相談できる相手がいるのは心強い。
「もし正式な番になったら一緒に遊んだりお喋りできるね。私にも後輩ができて嬉しいかも〜」
「……ご期待に答えられませんが、色々ありがとうございます」
紅音たちも香夜の連絡先を教えてもらったのでわからない時は電話で聞けることに。
そして用が終わったと翡翠と香夜は帰っていった。
(そういえばずっと畳の上をコロコロ転がっていた毛玉…じゃなくてシマエナガはなんだったんだろう?モフモフして触りたがったなぁ)
「ライトが付きます」
「ラジオじゃない!作業BGMに良さそう!」
雨音と晴陽は美虹より使いこなしている。
『美虹、これで俺といつでも話せるな。街に行ってお前が迷子になっても安心だ』
「焔も持ってるんだ」
『翡翠から神通力よこせって絞りとられたがな』
「そっか……」
焔はカトレアに乗り、帰っていった。
美虹は自室でゆっくり慣れない手つきで文字を打っていた。香夜から「今日はお疲れ様」とメッセージと青龍と白虎の神子から連絡がありお礼と挨拶を返していた。
「ふぅぅ〜〜」
やっと終わるとドッと疲れがやってきた。
神様パワーで作られたものなので充電や使用料を支払わなくていいとは無敵である。
プルプルッとスマホから音が鳴る。
慌てて出てみると相手は焔だ。
「どうしたのよ」
『用はない。美虹がこのカラクリを使いこなせる手伝いしてやろうと思ってな』
「そうなんだ……」
美虹は数十秒無言になる。
「あのね、ありがとう」
『なにがだ?』
「今も街灯もキーホルダーもスマホも嬉しかった。ありがとう!」
『俺は美虹のためならなんでもしてやる。これくらいたいしたことじゃない。切るぞ』
すぐに電話を切ってしまう焔。
美虹も通話を切り、息を吐いた。
「やっとありがとうって言えた〜…
ずっと伝えられずモヤモヤしっぱなしだった美虹の表情はおだやかだった。
『あれがお前の番ですか』
『ああ』
『馬鹿だからやめておけと言っておくべきでしょうかね』
『だれが馬鹿だ!空中戦が苦手なくせに!』
ドヤる焔に翡翠は無表情のままだ。
『ひきずり降ろせばよいのです。翼がなければ無能のくせに』
『なんだとぉおっ!表出ろ!』
焔と翡翠のやり取りはスマホに夢中な美虹たちには聞こておらず、中庭にはボロ雑巾のように倒れた焔が取り残されていた。
「あの私、神子でも番でもないのに神子専用アプリ使っていいんですか?」
「うん。…もしかして訳あり?」
「はい、実は……!」
香夜に相談しょうと思ったが止められる。
「アプリで他の神子様に相談してみない?私なんかより頼りになるよ。癒されたいなら青龍の神子様で愚痴りたいなら白虎の神子様かな」
「わかりました、ありがとうございます」
使い慣れが必要だが相談できる相手がいるのは心強い。
「もし正式な番になったら一緒に遊んだりお喋りできるね。私にも後輩ができて嬉しいかも〜」
「……ご期待に答えられませんが、色々ありがとうございます」
紅音たちも香夜の連絡先を教えてもらったのでわからない時は電話で聞けることに。
そして用が終わったと翡翠と香夜は帰っていった。
(そういえばずっと畳の上をコロコロ転がっていた毛玉…じゃなくてシマエナガはなんだったんだろう?モフモフして触りたがったなぁ)
「ライトが付きます」
「ラジオじゃない!作業BGMに良さそう!」
雨音と晴陽は美虹より使いこなしている。
『美虹、これで俺といつでも話せるな。街に行ってお前が迷子になっても安心だ』
「焔も持ってるんだ」
『翡翠から神通力よこせって絞りとられたがな』
「そっか……」
焔はカトレアに乗り、帰っていった。
美虹は自室でゆっくり慣れない手つきで文字を打っていた。香夜から「今日はお疲れ様」とメッセージと青龍と白虎の神子から連絡がありお礼と挨拶を返していた。
「ふぅぅ〜〜」
やっと終わるとドッと疲れがやってきた。
神様パワーで作られたものなので充電や使用料を支払わなくていいとは無敵である。
プルプルッとスマホから音が鳴る。
慌てて出てみると相手は焔だ。
「どうしたのよ」
『用はない。美虹がこのカラクリを使いこなせる手伝いしてやろうと思ってな』
「そうなんだ……」
美虹は数十秒無言になる。
「あのね、ありがとう」
『なにがだ?』
「今も街灯もキーホルダーもスマホも嬉しかった。ありがとう!」
『俺は美虹のためならなんでもしてやる。これくらいたいしたことじゃない。切るぞ』
すぐに電話を切ってしまう焔。
美虹も通話を切り、息を吐いた。
「やっとありがとうって言えた〜…
ずっと伝えられずモヤモヤしっぱなしだった美虹の表情はおだやかだった。



