菓子パンコーナーでは、この時間だと業者が新しく持ってきたパンを並べている。
テルヒコがいつものように話しかけると、「賞味期限が今日までだから」とパンのお裾分けを袋いっぱいにもらった。彼はそのお返しに、控室のテーブルからくすねてきたチョコレートをプレゼントした。ワタベ副店長が持ってきた、ピーナッツの美味しいチョコ菓子だ。
「うーん、いい気分だからみんなにもあげよう」
テルヒコはピンと思い付くと、店内のメンバーに「パンをもらったんだ。どうぞ」と配り回った。
ちょうど、飲料部門の子が紙パックのジュースに値引きシールを貼っていた。昨夜この作業までできなかったらしい。
「すみませんテルヒコさん……」
「どうして謝るんだ? 名案を思い付いたぞ、素敵なタイミングだ、ありがとう!」
感謝された彼はぽかんと口を開けたが、テルヒコは値引きシールがついたジュースの一つを持って、レジで購入した。
「ふふっ、テルヒコさんったら。業務中の個人的な買い物は禁止されていますよ」
テルヒコがいつものように話しかけると、「賞味期限が今日までだから」とパンのお裾分けを袋いっぱいにもらった。彼はそのお返しに、控室のテーブルからくすねてきたチョコレートをプレゼントした。ワタベ副店長が持ってきた、ピーナッツの美味しいチョコ菓子だ。
「うーん、いい気分だからみんなにもあげよう」
テルヒコはピンと思い付くと、店内のメンバーに「パンをもらったんだ。どうぞ」と配り回った。
ちょうど、飲料部門の子が紙パックのジュースに値引きシールを貼っていた。昨夜この作業までできなかったらしい。
「すみませんテルヒコさん……」
「どうして謝るんだ? 名案を思い付いたぞ、素敵なタイミングだ、ありがとう!」
感謝された彼はぽかんと口を開けたが、テルヒコは値引きシールがついたジュースの一つを持って、レジで購入した。
「ふふっ、テルヒコさんったら。業務中の個人的な買い物は禁止されていますよ」


