「そうなの?」
「考えてみればそうだったと気付かされた。なぁ。これからでも仕事に就くってのは、遅くないかな?」
尋ねられたので、テルヒコは自信をもってこう言った。
「全然遅くないですよ。協力してもらって、分からないことは教えてもらえばいいじゃないですか」
タケダは薄っすらと目を細めて「あんたなら平気でやりそうだ」と言って、笑った。それから「俺、この店好きになりそうだ」なんて言ったので、テルヒコは嬉しくなって、満面の笑みを浮かべた。
そこでようやくテルヒコは、そういえば住所はどちらなんですか、なんて振ってタケダと雑談した。聞いてみればやや遠い場所だった。これからどんどん店を利用くださいと笑顔で接客した――。
※※※
「留守を任されたスタート時間からの出来事を順繰りに話せ、と言った覚えはないのだが?」
テルヒコの『報告』は終わったものの、店長は聞き手になっているにしてはもう我慢の限界にきていて、声が出せないままわなわなと震えていた。
「考えてみればそうだったと気付かされた。なぁ。これからでも仕事に就くってのは、遅くないかな?」
尋ねられたので、テルヒコは自信をもってこう言った。
「全然遅くないですよ。協力してもらって、分からないことは教えてもらえばいいじゃないですか」
タケダは薄っすらと目を細めて「あんたなら平気でやりそうだ」と言って、笑った。それから「俺、この店好きになりそうだ」なんて言ったので、テルヒコは嬉しくなって、満面の笑みを浮かべた。
そこでようやくテルヒコは、そういえば住所はどちらなんですか、なんて振ってタケダと雑談した。聞いてみればやや遠い場所だった。これからどんどん店を利用くださいと笑顔で接客した――。
※※※
「留守を任されたスタート時間からの出来事を順繰りに話せ、と言った覚えはないのだが?」
テルヒコの『報告』は終わったものの、店長は聞き手になっているにしてはもう我慢の限界にきていて、声が出せないままわなわなと震えていた。


