この言葉を君に

 街を夜の帳が囲う時、私はいつも馬鹿げた事を思う。
 もしかしたら、こんな世界なんてなくて、これは誰かが作った幻だと……。

 でも、やっぱりそんなことはなくて、この世界は悪戯好きな神様が作った遊戯の一つなんだと思う日々。

 常に考えてしまう。何でこの世界は平等じゃないのか。人は皆何かしらの欠点を持っている筈なのに完璧な人だっている。なのに長所を何も持っていない私みたいな人もいる。


 結局、どこまでいっても、この世界は神様から見たら、遊びの一つに過ぎないんだ。