大学2年生になり、お互いに忙しくなってきた。

「最近、会えてないね。」

ある日、メッセージを送ると、颯真から「ごめん、バイト続きでさ」という返信が来た。

私は少し寂しさを感じながらも、会えない時間があるのも仕方ないと思っていた。

しかし、そんな日が続くと、やっぱり不安になる。

「ねぇ、ちょっとは時間作れないの?」

「頑張ってるんだよ、俺も。」

「でも、全然会えないじゃん。」

「……お前だって、サークルとか友達と楽しそうじゃん。」

「それとこれとは違うでしょ?」

小さなすれ違いが積もっていく。

私たちは、お互いの時間を大切にするあまり、一緒にいることの意味を見失いそうになっていた。

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