四.大切な人がいるセカイ
わたしは、親友と祖母を失ったとき、ひとつ決心したことがあります。
それは、「もう人と必要以上に関わりを持たない」ということです。
理由は、また大切な人を失うことが怖いから。もう一度そんな状況が来てしまったら、もうわたしはわたしでいられなくなると思ったから。
親友と祖母は、わたしの不注意のせいで亡くなってしまいました。
だからわたしは、思っていました。どうして大切な人ばかり失ってしまうんだろうって。神様を怒らせるようなことをした覚えはないのに。
わたしは、ずっと後悔していました。
そんなとき、小説研究部に誘われました。
最初はずっと断り続けていました。もちろんその理由は、また大切な人を失うのが怖いから。
でも、部長の藤崎くんがしつこいから、わたしは仕方なく入部したんです。
それが、わたしのスタートでした。
小説研究部に入ってから、わたしは世界が変わりました。
ずっと本音を言うことができなかったわたしに、勇気を与えてくれたんです。
友達や家族に、自分の気持ちを初めて言うことができた。それはきっと、この部活のおかげです。
今も、大切な人を失うのが怖いと思っています。もし失ってしまったら、わたしはどうなってしまうのか、分かりません。
それでも、そこで逃げたら終わりだと気づきました。
もしあのとき逃げていたら、わたしは今、小説研究部には入っていない。
そしたらわたしは、本音を言うことができず、自分の気持ちを心の扉に閉まったままだと思います。
だからわたしは、逃げません。
どんなことがあっても、仲間が支えてくれるから、きっとわたしは大丈夫。
そう思うようになりました。
こんな“世界”に出会えたら、心の扉を開けることができるのかもしれない。
そんな“世界”に、わたしは出会いました。小説研究部のみんなが、わたしを受け入れてくれる世界に。
わたしが本当は誰かに言いたかったこと。
大切な人はすぐそばにいるということに気づかせてくれて、ありがとう。
著者 東風 希空
わたしは、親友と祖母を失ったとき、ひとつ決心したことがあります。
それは、「もう人と必要以上に関わりを持たない」ということです。
理由は、また大切な人を失うことが怖いから。もう一度そんな状況が来てしまったら、もうわたしはわたしでいられなくなると思ったから。
親友と祖母は、わたしの不注意のせいで亡くなってしまいました。
だからわたしは、思っていました。どうして大切な人ばかり失ってしまうんだろうって。神様を怒らせるようなことをした覚えはないのに。
わたしは、ずっと後悔していました。
そんなとき、小説研究部に誘われました。
最初はずっと断り続けていました。もちろんその理由は、また大切な人を失うのが怖いから。
でも、部長の藤崎くんがしつこいから、わたしは仕方なく入部したんです。
それが、わたしのスタートでした。
小説研究部に入ってから、わたしは世界が変わりました。
ずっと本音を言うことができなかったわたしに、勇気を与えてくれたんです。
友達や家族に、自分の気持ちを初めて言うことができた。それはきっと、この部活のおかげです。
今も、大切な人を失うのが怖いと思っています。もし失ってしまったら、わたしはどうなってしまうのか、分かりません。
それでも、そこで逃げたら終わりだと気づきました。
もしあのとき逃げていたら、わたしは今、小説研究部には入っていない。
そしたらわたしは、本音を言うことができず、自分の気持ちを心の扉に閉まったままだと思います。
だからわたしは、逃げません。
どんなことがあっても、仲間が支えてくれるから、きっとわたしは大丈夫。
そう思うようになりました。
こんな“世界”に出会えたら、心の扉を開けることができるのかもしれない。
そんな“世界”に、わたしは出会いました。小説研究部のみんなが、わたしを受け入れてくれる世界に。
わたしが本当は誰かに言いたかったこと。
大切な人はすぐそばにいるということに気づかせてくれて、ありがとう。
著者 東風 希空



