冷たい君の隠しごと

青春・恋愛

冷たい君の隠しごと
作品番号
1744668
最終更新
2025/03/04
総文字数
25,931
ページ数
7ページ
ステータス
完結
いいね数
0
「……で? 辻はどうして鈴川さんが気になってんの?」

 その質問と共にすっとみんなの意識が名前を呼ばれた辻君の元に集まるのを感じて、私も一緒になって彼をじっと見つめる。その中心で辻君はいつもの感情の読めない整った顔で、

「雪女みたいだなって」

 そう、答えを返した。


 これがのちに、“鈴川美玲を雪女呼ばわり事件”と名付けられ、私の愛称として“雪の女王”が定着した原因であり——私が辻君に恋に落ちた、きっかけであった。
あらすじ
一軍男子の辻君は、無表情な上に言葉数少なめなクール系男子(たくさん考えて悩んだ末に辿り着いた答えを一言で表しているだけで、少し天然)
クラスで“雪の女王”と呼ばれる鈴川さんは、品があって賢くて美しくて、違う世界に住んでいるような女子(漫画やアニメが大好きで心の中で登場人物と話したりする妄想好き)
そんな人から冷たく見られる二人が内側にある誰にも言っていない秘密を曝け出し合って恋に落ちるお話です。

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