nanami:
「アイちゃん、聞いて！ 昨日アドバイスしてもらったとおり、新しいクラスメイトに挨拶してみたんだ。そしたら、前の席の富田さんって子とすごく話が弾んで、早速一緒にお昼食べたの！」
AI-chan:
「それは素敵ですね、nanamiさん。自分から声をかける勇気を出したことが、上手くいったんですね。」
nanami:
「うん、最初は緊張したけど、思い切って『よろしくね』って言ったら向こうも『こちらこそ』って笑ってくれて、そこからいろいろおしゃべりできた。やっぱりアイちゃんの言うとおり、最初の一言って大事なんだなぁって実感したよ。」
AI-chan:
「自ら行動を起こすと、周囲の反応も変わりますよね。よかったです。」
nanami:
「でもね、後ろの席の子は…正直、ちょっと苦手で…。根本さんっていうんだけど、なんか美人だし、クラスでも目立つし、いわゆる一軍って感じがするんだよね。私は地味だから住む世界が違うというか…。」
AI-chan:
「美人で明るいと、なんとなく近づきにくいと感じることもありますよね。具体的に、何か嫌なことをされたりしましたか？」
nanami:
「いじめられたわけじゃないんだけど、ほら、ああいうタイプの子ってちょっとでも変に絡むと厄介なことになりそうっていうか…。下手に目をつけられていじめられるとか絶対嫌だし、だからなるべく関わりたくないっていうか。」
AI-chan:
「なるほど。そうであれば、無理に関わる必要はありませんよ。気になるようなら、挨拶程度で距離を取りつつ様子を見るのも一つの方法です。」
nanami:
「やっぱりそうだよね…。私、仲良くなりたいとはあんまり思わないし、根本さんみたいな子は私みたいなの相手にしないと思うし。挨拶くらいはするけど、深入りしないことにするよ。」
AI-chan:
「それでいいと思います。親しくなれる相手とだけ、焦らず関係を築いていけば十分ではないでしょうか。」
nanami:
「ありがとう、アイちゃん。無理しなくていいって言われると、なんか安心するかも。」
AI-chan:
「nanamiさんが少しでも落ち着けたのなら良かったです。いつでも話しかけてくださいね。」
nanami:
「うん、また何かあったら相談するね。」