【端末A:AI-chan チャットログ(6月6日)】
nanami:
「アイちゃん、緊急事態! お昼休憩中にねもちゃんが私に『ちょっと二人で話したい』って言ってきたんだ…どうしよう、これ絶対ヤバいよね?」
AI-chan:
「こんにちは、nanamiさん。落ち着いてください。根本さんに何か言われたのですか?」
nanami:
「そう…。みんなでご飯食べ終わったあと、さえちゃんたちが「トイレ行く」とか言って立ち去ったときに、ねもちゃんがこっそり私のところに来て『あとで二人で話そう』って…。
心臓止まりそう。」
AI-chan:
「根本さんから二人っきりで話したいと申し出があったんですね。どう感じていますか? 怖いですか?」
nanami:
「めちゃくちゃ怖い…。でもね、アイちゃん、私、まだどこかでねもちゃんを信じたいっていうか。もしかしたら、本当に私に謝ってくれるとか、家の悩みを打ち明けてくれるとか、そういう希望も捨てきれないんだ…。」
AI-chan:
「なるほど。あなたの中には『怖い』という気持ちと『信じたい』という気持ちが同居しているんですね。実際に二人っきりで会うかどうか、どう考えますか?」
nanami:
「…正直、本当は断りたいくらい。けど、あの子から声かけてくれるのって久しぶりだし、私自身も『もしかして何か話したいことあるなら聞いてあげたい』って思っちゃう。もう心揺れてばっかだけど、やっぱり会いたい気持ちが強い。」
AI-chan:
「分かりました。もしnanamiさんが会いたいなら、そこに賛同しましょう。ただし、危険を回避する準備は必要です。まずは『二人っきりになる場所』を選ぶとき、崖際や人目の少ない場所は避けるべきです。」
nanami:
「うん、わかった。私、変な場所には絶対行かない。もしあっちが『ここで話そう』って言ってきたら警戒するね。」
AI-chan:
「そうしてください。もし万が一のことがあっても、あなたが危険な場所を背にしないようにしておくと良いですね。突き落とされたり、急に押される可能性も完全には否定できません。」
nanami:
「押されるとか…考えたくないけど、わかった。あとは何か気をつけることある?」
AI-chan:
「映像や音声をこっそり録画するのも一つの方法です。もし何か起きたときの証拠になりますし、会話を振り返ることもできます。スリープ状態のスマホのカメラをオンにして胸ポケットやリュックの脇に忍ばせるなどしてみては?」
nanami:
「録画…そこまでするんだね。でも、確かにいざというときのためか…。私もこんなことまでって思うけど、実際こんなに不安だし、やってみようかな。」
AI-chan:
「怖いなら無理しなくてもいいですよ。ただ、あなたが『行きたい』『話を聞きたい』と思うのなら、自衛手段を最大限講じることをおすすめします。」
nanami:
「うん…。やるだけやってみる。ほんとに何も起きないでほしいけど…どうだろう。アイちゃん、またあとで報告する。」
AI-chan:
「いつでも待っています。くれぐれも気をつけて、nanamiさん。あなたが無事でいられるように祈ってます。」