「どうかした?」
僕は漫画を仕舞うと、デスクに近寄った。
「いえ、なんかTwitterの通知が急に増えて……もしかして親父の漫画がバズったのかも」
「え!本当!?すごい!」
パソコンの画面を失敬してのぞき込むと、リツイートは1000を超えようとしていた。まだ3時間しか経っていないことを考えるとかなりの勢いだ。
「だけど何でこんな急に……。なにかきっかけが……あ!」
「なに?」
「田井中ワタルだ」
「たいなか……」
聞いたことあるなー……と考えすぐに思い出した。
大人気漫画『アサシン・メイデン』の作者だ。いまもっとも旬の漫画家の1人で、Twitterのフォロワーも30万人を超えている。
「田井中ワタルのアカウントに漫画がリツイートされているんです。しかも……」
「しかも……?」
小山内くんはパソコンの画面を指さし、僕に田井中ワタルのつぶやきを見せた。
そこには…
『おさない洋司先生の訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
正義の暗殺者ロキは、僕の漫画人生を変えた作品です。
ただ漫画が好きで、でも具体的な目標もなくダラダラ過ごしてた僕は、暗殺者ロキを読んで目が覚めた思いでした。僕の好きな漫画、読みたい漫画、そして描きたい漫画がそこにあったのです。
アサシンメイデンは暗殺者ロキに似ていると言われることがありますが、当然です。強く影響を受けました。
おさない先生の作品をもっと読みたかった。僕にとってずっと憧れの、目標とする先輩です。』
「…………」
僕は何も言えず、ただその文章に見入っていた。
僕は漫画を仕舞うと、デスクに近寄った。
「いえ、なんかTwitterの通知が急に増えて……もしかして親父の漫画がバズったのかも」
「え!本当!?すごい!」
パソコンの画面を失敬してのぞき込むと、リツイートは1000を超えようとしていた。まだ3時間しか経っていないことを考えるとかなりの勢いだ。
「だけど何でこんな急に……。なにかきっかけが……あ!」
「なに?」
「田井中ワタルだ」
「たいなか……」
聞いたことあるなー……と考えすぐに思い出した。
大人気漫画『アサシン・メイデン』の作者だ。いまもっとも旬の漫画家の1人で、Twitterのフォロワーも30万人を超えている。
「田井中ワタルのアカウントに漫画がリツイートされているんです。しかも……」
「しかも……?」
小山内くんはパソコンの画面を指さし、僕に田井中ワタルのつぶやきを見せた。
そこには…
『おさない洋司先生の訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
正義の暗殺者ロキは、僕の漫画人生を変えた作品です。
ただ漫画が好きで、でも具体的な目標もなくダラダラ過ごしてた僕は、暗殺者ロキを読んで目が覚めた思いでした。僕の好きな漫画、読みたい漫画、そして描きたい漫画がそこにあったのです。
アサシンメイデンは暗殺者ロキに似ていると言われることがありますが、当然です。強く影響を受けました。
おさない先生の作品をもっと読みたかった。僕にとってずっと憧れの、目標とする先輩です。』
「…………」
僕は何も言えず、ただその文章に見入っていた。



