「……親父は自分の漫画に関わるものは、俺の好きにしていいって言ってました。まあ、出版社が権利を持ってたりするものは駄目でしょうけど。
でも、ボツになったこの作品は大丈夫なはずです。それに……親父のSNSのアカウントも」
小山内くんはデスクに座るとパソコンを立ち上げた。何をするのかとのぞき込むと、Twitterの画面を開いていた。
「Twitterにあげるの?」
「はい。いろんな人に読んでもらうならこれが一番早いかなと。つっても、親父のフォロワーはあまり多くないんで、どれくらい広まるか微妙ですけど」
「ぼ、僕もリツイートとかして広めるから!」
……もっとも、僕のフォロワーはおさない先生の10分の1もないけど。
「ありがとうございます。……でも、たとえたくさんの人に広まらなくても、神丘先輩の言ったように、親父の漫画で幸せになったり、救われるような……そんな人にたった一人でも届いたらいいなって……思います」
小山内くんはどこか吹っ切れたような表情で、手際よくマウスとキーボードを操る。とても手慣れた様子だった。もしかしたらおさない先生のSNSの管理などを普段から手伝っていたのかもしれない。
そして、数十分ほどして。
「……終わりました」
小山内くんがため息混じりにつぶやいた。
でも、ボツになったこの作品は大丈夫なはずです。それに……親父のSNSのアカウントも」
小山内くんはデスクに座るとパソコンを立ち上げた。何をするのかとのぞき込むと、Twitterの画面を開いていた。
「Twitterにあげるの?」
「はい。いろんな人に読んでもらうならこれが一番早いかなと。つっても、親父のフォロワーはあまり多くないんで、どれくらい広まるか微妙ですけど」
「ぼ、僕もリツイートとかして広めるから!」
……もっとも、僕のフォロワーはおさない先生の10分の1もないけど。
「ありがとうございます。……でも、たとえたくさんの人に広まらなくても、神丘先輩の言ったように、親父の漫画で幸せになったり、救われるような……そんな人にたった一人でも届いたらいいなって……思います」
小山内くんはどこか吹っ切れたような表情で、手際よくマウスとキーボードを操る。とても手慣れた様子だった。もしかしたらおさない先生のSNSの管理などを普段から手伝っていたのかもしれない。
そして、数十分ほどして。
「……終わりました」
小山内くんがため息混じりにつぶやいた。



