『では次は、アサシン・メイデンと比べての考察になります……』
「もういいよっ」
思わずそう叫び、youtubeアプリを閉じる。
はああああ、と深いため息をついた。
きつい。
自分で飛び込んだとはいえ、自分の大好きなものを知ったような顔して酷評されるのめちゃくちゃきつい。
まあ、さ。打ち切りだしさ。
大人気漫画というわけじゃないだろうさ。
完璧な作品なんてないから、『ロキ』にも良くない点もあるだろうさ。
なにより感想は個人の自由だ。
面白いと思うのも、つまらないと切るのも、それを語るのも、人に聞かせるのも。
度を越した強要さえしなければ、すべて個人の自由で権利だ。
少なくとも、僕はそう思う。
今の動画だって、ロキをちゃんと読んだうえでその感想をその人の言葉で述べていた。
そこは誠実であったと思う。
……でも、でもさ。
僕は本棚に並んでいる『ロキ』の単行本を手に取った。
もう台詞をすべて覚えているほど読み返した第一話。
秘められた力に目覚めた主人公のヒロキ。
彼は少年たちを何人も誘拐していた悪人を成敗し、暗殺者ロキとして生きていく道を選ぶ。
誘拐されていた少年には、ヒロキをいじめていた不良たちもいたが、それでもヒロキは彼らも見捨てたりはしなかった。
最後、暗殺者になったヒロキは今まで生きていた世界を捨て、1人で生まれ育った街を去る。
『ボクは……オレは、自分が信じたオレを貫く。たとえ、みんなにわかってもらえなくても。笑われても、嫌われても。オレだけはオレを信じている』
その台詞と、ヒロキの黒く塗りつぶされたシルエットで1話は終わる。
小学生だった僕はこのシーンを読んだとき、なぜか涙が止まらなかった。
ただただ、この漫画が大好きだと思った。
「もういいよっ」
思わずそう叫び、youtubeアプリを閉じる。
はああああ、と深いため息をついた。
きつい。
自分で飛び込んだとはいえ、自分の大好きなものを知ったような顔して酷評されるのめちゃくちゃきつい。
まあ、さ。打ち切りだしさ。
大人気漫画というわけじゃないだろうさ。
完璧な作品なんてないから、『ロキ』にも良くない点もあるだろうさ。
なにより感想は個人の自由だ。
面白いと思うのも、つまらないと切るのも、それを語るのも、人に聞かせるのも。
度を越した強要さえしなければ、すべて個人の自由で権利だ。
少なくとも、僕はそう思う。
今の動画だって、ロキをちゃんと読んだうえでその感想をその人の言葉で述べていた。
そこは誠実であったと思う。
……でも、でもさ。
僕は本棚に並んでいる『ロキ』の単行本を手に取った。
もう台詞をすべて覚えているほど読み返した第一話。
秘められた力に目覚めた主人公のヒロキ。
彼は少年たちを何人も誘拐していた悪人を成敗し、暗殺者ロキとして生きていく道を選ぶ。
誘拐されていた少年には、ヒロキをいじめていた不良たちもいたが、それでもヒロキは彼らも見捨てたりはしなかった。
最後、暗殺者になったヒロキは今まで生きていた世界を捨て、1人で生まれ育った街を去る。
『ボクは……オレは、自分が信じたオレを貫く。たとえ、みんなにわかってもらえなくても。笑われても、嫌われても。オレだけはオレを信じている』
その台詞と、ヒロキの黒く塗りつぶされたシルエットで1話は終わる。
小学生だった僕はこのシーンを読んだとき、なぜか涙が止まらなかった。
ただただ、この漫画が大好きだと思った。



