床に撒き散らされた紙に価値はありますか?

ランクイン履歴

総合76位(2025/01/05)

ヒューマンドラマ5位(2025/01/02)

ヒューマンドラマ

海咲雪/著
床に撒き散らされた紙に価値はありますか?
作品番号
1741740
最終更新
2024/12/29
総文字数
16,646
ページ数
4ページ
ステータス
完結
いいね数
3
ランクイン履歴

総合76位(2025/01/05)

ヒューマンドラマ5位(2025/01/02)

【第54回キャラクター短編小説コンテスト『ヤバい教師』応募作品です】

お金がこの世の何よりも大切で、お金が全ての教師
     ×
貧乏で、人との関わりに依存している優等生


その先生に私は出会ってしまった。出会いたくなどなかったのに。


「この世はお金が全てでしょう?」


「悪いです。お金がないことが悪い。私にとってお金は世界の全てですから。もっと言えば、お金がないのに醜く取り繕って、人との関わりに依存していることが悪い」


「何が最低なんですか? お金が大事だと思っていることですか? 教師をしていることですか? 僕が悪いなら、周りの人全てに嘘をついて、頑張っている自分に酔っているだけの貴方も悪いんじゃないですか?」


その先生は、私の価値観を無理矢理裏返させた。
あらすじ
貧乏で人との繋がりに依存している優等生、倉持 広奈(くらもち ひろな)は周りに距離を置かれることを恐れ、お金がないことを隠していた。
そんな時、ある先生に出会う。
「この世はお金は全てでしょう?」
そいつはただの悪魔か、それとも広奈の人生を変える教師、どちらだろうか?

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

作品拝読しました!
お金という思春期の子にとってはかなりシビアな問題を、繊細な心理描写で表現されていて、読んでいてひりひりとしました。
立花先生は確かに色々と言い方はひどいけれど、納得させられるところもあり、そこが作品の魅力だと思いました!
いつもの雪さんの作品とは違う切実さがあって面白かったです。

2024/12/29 20:22

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