━━━━北ノ島・右ノ島。
「ここは…」
『先ほど貴女がいた島は北ノ島です。そして北ノ島の左右に小さな島があるのです。ここはその北ノ島の右に位置する、右ノ島と呼ばれています』
来た方向を見ると確かに島らしきものが見える。
右ノ島にはご立派な門構えの屋敷が一軒建っていた。
『貴女の素性がわかるまでここに住んでもらいます。水無月、案内を』
「任せるエマ〜。香夜、こっちエマよ!エゾシカさんとトナカイさんから荷物受け取っておくエマ!」
翡翠の肩に乗っていたシマエナガの水無月は香夜の頭に乗り、屋敷内に案内する。
香夜は喋るシマエナガに驚きつつも海を渡る鹿がいるのだからと口に出さなかった。
「香夜の部屋エマ〜」と案内された部屋の襖を開けると畳の和室とフローリングの洋室が半分ずつの広い部屋。
フローリングにはベッドと2〜3人掛けのソファーと小さな冷蔵庫。
和室にはテーブルと座椅子がある。
「ホテルの旅館みたい。替えたばかりの畳の匂いがする…素敵な部屋!本当に住んでいいのかな」
「翡翠様がいいって言ったなら良いエマよ!ここは翡翠様が人間界にいる時の住処にしているエマ!…あ!荷物置いたら翡翠様がいる部屋に行くエマ〜!」
水無月は香夜の頭の上をピョンピョン跳んだり足でゲシゲシしていたが、慌てているだけで悪意はない。
香夜も慌てて荷物を置き、翡翠がいるという部屋に案内してもらった。
「ここは…」
『先ほど貴女がいた島は北ノ島です。そして北ノ島の左右に小さな島があるのです。ここはその北ノ島の右に位置する、右ノ島と呼ばれています』
来た方向を見ると確かに島らしきものが見える。
右ノ島にはご立派な門構えの屋敷が一軒建っていた。
『貴女の素性がわかるまでここに住んでもらいます。水無月、案内を』
「任せるエマ〜。香夜、こっちエマよ!エゾシカさんとトナカイさんから荷物受け取っておくエマ!」
翡翠の肩に乗っていたシマエナガの水無月は香夜の頭に乗り、屋敷内に案内する。
香夜は喋るシマエナガに驚きつつも海を渡る鹿がいるのだからと口に出さなかった。
「香夜の部屋エマ〜」と案内された部屋の襖を開けると畳の和室とフローリングの洋室が半分ずつの広い部屋。
フローリングにはベッドと2〜3人掛けのソファーと小さな冷蔵庫。
和室にはテーブルと座椅子がある。
「ホテルの旅館みたい。替えたばかりの畳の匂いがする…素敵な部屋!本当に住んでいいのかな」
「翡翠様がいいって言ったなら良いエマよ!ここは翡翠様が人間界にいる時の住処にしているエマ!…あ!荷物置いたら翡翠様がいる部屋に行くエマ〜!」
水無月は香夜の頭の上をピョンピョン跳んだり足でゲシゲシしていたが、慌てているだけで悪意はない。
香夜も慌てて荷物を置き、翡翠がいるという部屋に案内してもらった。



