冷淡な玄武様はオッドアイの神子の愛に溺れる

✱✱✱   ✱✱✱   ✱✱✱   ✱✱✱   ✱✱✱ 翌朝、香夜は今日から北ノ島の学校に通う。

ワクワクで早く目が覚めてしまう。
昨日は寝過ごした動物たちの餌や世話をこなし、朝風呂に入り制服に袖を通す。
届いた日にも試着したが新しい学校に通うとなると緊張とあいまって気持ちが引き締まるよう。

制服はブレザーで翡翠が好きな緑色のネクタイで胸元には玄武の甲羅を思わせる六角でその周りに2匹の蛇のような模様をした校章。

「香夜、朝食できたエマよ〜」
「はーい」
 
水無月が呼びに来てくれて食事の席に向かう……前に台所に寄る。

「翡翠様、おはようございます!」
『おはようございます。今日は元気ですね』
「はいっ!」
声が弾む。
翡翠は食事をしないので香夜の食事をただ見ているだけなので、翡翠のお茶汲み係になった香夜は先程淹れたお茶を差し出す。

「どうぞ」
『ありがとうございます』
無表情でお茶を飲む翡翠。香夜も翡翠の手料理をいただく。
香夜は翡翠のいる右ノ島から北ノ島までトナカイとエゾシカのソリで送ってもらい学校に行くため早起きしなければならない。

「私が瞬間移動使えれば楽なんでしょうけど…どうやったら使えるんですか?」
『気の持ちようです』
昨日、気合いを入れて踏ん張っても駄目だったのにとどうしたらいいんだか…。
(会議で神子様が来るんだったよね?話しが出来たら聞いてみよう)
現時点では宝の持ち腐れだ。



トナカイとエゾシカたちに「宜しく」と声を掛けてソリに乗ろうとすると翡翠が弁当を差し出す。
「わぁ。ありがとうございます!」
『水無月』
「はいエマっ!」
水無月はふわふわのヘアーアクセサリーと変わる。

「学校の校則的に大丈夫なんでしょうか?」
『北ノ島の学校は派手な服装や持ち物でなければ問題ないでしょう』
許容範囲らしいので水無月にも宜しくと挨拶し翡翠に見守られ?北ノ島へ向かう香夜と水無月。