翡翠と香夜は氷神家へ向うと和室に通される。
「翡翠様と…碧川さんでよろしかったでしょうか?」「あ、はい!…きゃっ!」
「……失礼」
「いいえ」
(…え?……気のせいかな)
当主と香夜と年が近そうな若い女性がお茶を持って現れた。
女性は使用人に比べれば柄の綺麗な着物を着ていた。その女性が香夜の前にお茶を出す時に思いっきりこぼした。こぼした時、女性はニヤッと嘲笑っているようだったのだ。
翡翠から人払いをするように言われ、女性は部屋を出て行き、翡翠と香夜、氷神家当主の3人になると翡翠は経緯を話し始めた。
香夜が漂流した理由や神通力のこと、期間限定で玄武の神子になったこと。
「そうでしたか…」
氷神家当主は驚きながらも納得したような、しないような複雑な表情をしていた。
『香夜を学校に通わせたいので必要な物の準備をお願いできますか?それと神の判断待ちですが、場合によってはこの島に住むことになるでしょうからどこか探していただけないか』
「翡翠様のご命令とあらばもちろんお引き受けいたします!」
『ありがとうございます』
「ああありがとうございます!」
香夜は慌てて頭を下げた。
翡翠と当主と話がしたいので先に屋敷の外で待つように言われた香夜とヘアアクセサリーになった水無月と一緒に部屋を出ると玄関の方へ歩いていると…
「きゃぁ!な、なに?!」
突然髪を引っ張られ、引っ張られた方を向くと先程、お茶を持って来た女性と男性と小学生くらいの子がいた。
小学生の子は無表情だったが、女性と男性は香夜を睨みつける。
「何か?」
「チラッと聞こえて来たんだけど、あんた玄武の神子なんだって?」
「そうですけど…痛っ!」
香夜が答えると女性が強く髪を引っ張る。
「おれ達は氷神家の者だ。氷神家は初代神子の子孫なんだよ。その子孫であるおれ達を差し置いてよそ者が神子とかおかしいだろ!」
男性は鋭い目を更に鋭くさせ香夜に圧をかける。
「全ては翡翠様が決めたことです」
神通力のことは話していいのか、この島の人たちが知っているのかわからないので余計な事は言わないようにした。
"翡翠が決めた”と聞くと悔しそうにし、香夜の髪から手を離し香夜がホッとしたのも束の間、女性からビンタをされる。
「うざっ。よそ者のクセに!」
「………」
「うざいのはお前エマっ!翡翠様に言いつけるエマよ!島流しの刑エマっ!」
「翡翠様の使い!きゃっ!やめて!」
香夜が困っていると水無月が女性たちに飛び掛り嘴で突いて追い払う。
「水無月ちゃん、ありがとう」
「オイラは香夜のボディーガードになるっていったエマ!だから困ったら頼るエマよ?」
可愛くて頼りになる小さなナイトに感謝し、玄関まで向かった。
翡翠の使いに手を出せない初代神子の子孫だと名乗る者たちは逃げるも怒りが収まらない。
「なんでよそ者が…」
「そういえば期間限定の神子だって聞こえたわ」
それを聞いた男性の方はニヤッと笑う。
「つまり期間が終れば神子でなくなる……これはチャンスだな」
「お兄様どういうこと?」
「翡翠様は初代神子以降は神子を輩出していなかった。だが、あの女の事情は知らんが翡翠様が神子を拝命される気になったってことだろ?」
「なるほど!さすがお兄様だわ!」
「少しあの女の様子をみよう。翡翠様におれ達の誰かを神子にしていただこう」
女性と男性はひとまず静観を決めた。
「翡翠様と…碧川さんでよろしかったでしょうか?」「あ、はい!…きゃっ!」
「……失礼」
「いいえ」
(…え?……気のせいかな)
当主と香夜と年が近そうな若い女性がお茶を持って現れた。
女性は使用人に比べれば柄の綺麗な着物を着ていた。その女性が香夜の前にお茶を出す時に思いっきりこぼした。こぼした時、女性はニヤッと嘲笑っているようだったのだ。
翡翠から人払いをするように言われ、女性は部屋を出て行き、翡翠と香夜、氷神家当主の3人になると翡翠は経緯を話し始めた。
香夜が漂流した理由や神通力のこと、期間限定で玄武の神子になったこと。
「そうでしたか…」
氷神家当主は驚きながらも納得したような、しないような複雑な表情をしていた。
『香夜を学校に通わせたいので必要な物の準備をお願いできますか?それと神の判断待ちですが、場合によってはこの島に住むことになるでしょうからどこか探していただけないか』
「翡翠様のご命令とあらばもちろんお引き受けいたします!」
『ありがとうございます』
「ああありがとうございます!」
香夜は慌てて頭を下げた。
翡翠と当主と話がしたいので先に屋敷の外で待つように言われた香夜とヘアアクセサリーになった水無月と一緒に部屋を出ると玄関の方へ歩いていると…
「きゃぁ!な、なに?!」
突然髪を引っ張られ、引っ張られた方を向くと先程、お茶を持って来た女性と男性と小学生くらいの子がいた。
小学生の子は無表情だったが、女性と男性は香夜を睨みつける。
「何か?」
「チラッと聞こえて来たんだけど、あんた玄武の神子なんだって?」
「そうですけど…痛っ!」
香夜が答えると女性が強く髪を引っ張る。
「おれ達は氷神家の者だ。氷神家は初代神子の子孫なんだよ。その子孫であるおれ達を差し置いてよそ者が神子とかおかしいだろ!」
男性は鋭い目を更に鋭くさせ香夜に圧をかける。
「全ては翡翠様が決めたことです」
神通力のことは話していいのか、この島の人たちが知っているのかわからないので余計な事は言わないようにした。
"翡翠が決めた”と聞くと悔しそうにし、香夜の髪から手を離し香夜がホッとしたのも束の間、女性からビンタをされる。
「うざっ。よそ者のクセに!」
「………」
「うざいのはお前エマっ!翡翠様に言いつけるエマよ!島流しの刑エマっ!」
「翡翠様の使い!きゃっ!やめて!」
香夜が困っていると水無月が女性たちに飛び掛り嘴で突いて追い払う。
「水無月ちゃん、ありがとう」
「オイラは香夜のボディーガードになるっていったエマ!だから困ったら頼るエマよ?」
可愛くて頼りになる小さなナイトに感謝し、玄関まで向かった。
翡翠の使いに手を出せない初代神子の子孫だと名乗る者たちは逃げるも怒りが収まらない。
「なんでよそ者が…」
「そういえば期間限定の神子だって聞こえたわ」
それを聞いた男性の方はニヤッと笑う。
「つまり期間が終れば神子でなくなる……これはチャンスだな」
「お兄様どういうこと?」
「翡翠様は初代神子以降は神子を輩出していなかった。だが、あの女の事情は知らんが翡翠様が神子を拝命される気になったってことだろ?」
「なるほど!さすがお兄様だわ!」
「少しあの女の様子をみよう。翡翠様におれ達の誰かを神子にしていただこう」
女性と男性はひとまず静観を決めた。



