『ここは?』
「遊園地です。娯楽施設って言えば伝りますか?」
翡翠にタメ口は慣れずほとんど敬語になっている。
ジェットコースターにでも乗ってる客たちがキャアキャアと楽しそうな声や上を見上げればジェットコースター以外のアトラクションが見え、古い遊園地ながら賑わっていた。
『…目的以外の寄り道はいけません』
翡翠は一度立ち止まってくれたが再び歩きだす。
「行きたいエマ…」
香夜のヘアーアクセサリーになっている水無月は小さな声で呟く。
『……』
「行きたいエマ…行きたいエマ…行きたいエマ………い・き・た・いエマぁぁ〜……」
『…………はぁ。わかりました、少しだけですよ』
「やったエマぁ!翡翠様大好きエマよ〜!!」
ため息をつきながらも遊園地の方に向う翡翠。
動物に優しいんだな〜とクスッと笑ってしまった。
入場後に荷物をロッカー預ける。
元のシマエナガの姿に戻った水無月だが「翡翠様の使いとはいえ動物の入場禁止だから見つからないようにね」と伝えると香夜のバッグの隙間に入り物珍しそうにキョロキョロしている。
「オイラ、あのぐるぐる蛇に乗りたいエマ!」
ぐるぐる蛇?と見回すと外からも見えたジェットコースター。
「水無月ちゃん大丈夫?」
「平気エマっ!」
古い遊園地とはいえ、売りはジェットコースターなのでそれなりにスリルがある。
小さな水無月を心配したが、本人?本鳥?が強気なのと翡翠から『気の持ちよう』とのことで水無月をバッグから香夜の上着の隙間に移動し、一緒に乗ると余裕だった水無月は香夜の胸の中でギャン泣きで大絶叫。
ジェットコースターから降りるとさっきまで怖くて大絶叫していたのに「全然怖くなかったエマよ!」とケロッとしており、これには香夜も苦笑い。
メリーゴーランドなどおとなしめのアトラクションを楽しみ、お化け屋敷ではまたもやギャン泣きしていた。
『そろそろ帰りますよ』
「あ、はい。最後に一ついいですか…えっと…かな?」
最後に乗りたかったのは観覧車。
夜になると大輪の花のようなライトアップがされる。この遊園地の昔ながらの名物でジェットコースターと並ぶ人気アトラクション。
翡翠と2人+1羽で乗り込む。
係員の人に確認し了承してもらえたので、遊園地のマスコットを模した中華まんをいただく。
翡翠にはホットのお茶缶、水無月にはキャップに水を入れてあげ一息つく。
「遊園地です。娯楽施設って言えば伝りますか?」
翡翠にタメ口は慣れずほとんど敬語になっている。
ジェットコースターにでも乗ってる客たちがキャアキャアと楽しそうな声や上を見上げればジェットコースター以外のアトラクションが見え、古い遊園地ながら賑わっていた。
『…目的以外の寄り道はいけません』
翡翠は一度立ち止まってくれたが再び歩きだす。
「行きたいエマ…」
香夜のヘアーアクセサリーになっている水無月は小さな声で呟く。
『……』
「行きたいエマ…行きたいエマ…行きたいエマ………い・き・た・いエマぁぁ〜……」
『…………はぁ。わかりました、少しだけですよ』
「やったエマぁ!翡翠様大好きエマよ〜!!」
ため息をつきながらも遊園地の方に向う翡翠。
動物に優しいんだな〜とクスッと笑ってしまった。
入場後に荷物をロッカー預ける。
元のシマエナガの姿に戻った水無月だが「翡翠様の使いとはいえ動物の入場禁止だから見つからないようにね」と伝えると香夜のバッグの隙間に入り物珍しそうにキョロキョロしている。
「オイラ、あのぐるぐる蛇に乗りたいエマ!」
ぐるぐる蛇?と見回すと外からも見えたジェットコースター。
「水無月ちゃん大丈夫?」
「平気エマっ!」
古い遊園地とはいえ、売りはジェットコースターなのでそれなりにスリルがある。
小さな水無月を心配したが、本人?本鳥?が強気なのと翡翠から『気の持ちよう』とのことで水無月をバッグから香夜の上着の隙間に移動し、一緒に乗ると余裕だった水無月は香夜の胸の中でギャン泣きで大絶叫。
ジェットコースターから降りるとさっきまで怖くて大絶叫していたのに「全然怖くなかったエマよ!」とケロッとしており、これには香夜も苦笑い。
メリーゴーランドなどおとなしめのアトラクションを楽しみ、お化け屋敷ではまたもやギャン泣きしていた。
『そろそろ帰りますよ』
「あ、はい。最後に一ついいですか…えっと…かな?」
最後に乗りたかったのは観覧車。
夜になると大輪の花のようなライトアップがされる。この遊園地の昔ながらの名物でジェットコースターと並ぶ人気アトラクション。
翡翠と2人+1羽で乗り込む。
係員の人に確認し了承してもらえたので、遊園地のマスコットを模した中華まんをいただく。
翡翠にはホットのお茶缶、水無月にはキャップに水を入れてあげ一息つく。



