ホテルの部屋に戻ると水無月は気持ち良さそうに寝ていた。
翡翠が小さな木の実を置いていたのが無くなっていることから途中で起きたのかもしれない。
『明日は香夜の生活に必要な物を買いに行きましょうか』
「何から何まですみません」
『神の命令による保護ですから問題なく。ところでお腹空いてはいませんか?宿の者に持っとこさせましょうか?』
「あ、そうですね。ホテルの方に聞いてみます」
香夜はフロントに繋がる電話で尋ね、ルームサービスが頼めるそうなので軽めの夕食と翡翠は日本酒を頼んだ。
注文したものが届くと翡翠は窓際の席で一人飲みをはじめた。
「お酒注ぎましょうか?」
『結構。明日は生活品を購入し夕方までには島の方に帰りますから食後はゆっくり寝なさい』
仲良くしたいのに難しいなぁ…と残念に思いつつも香夜も食事を堪能し就寝。
翌朝、ホテルのビュッフェの豪華さに目を奪われつつも幸せな気分で食事を終えた。
『水無月』
「はいエマ〜!」
水無月は白くてモフモフふわふわの丸い姿を変え、香夜のヘアーアクセサリーとして髪にくっつく。
「水無月ちゃんすごい!」
「えっへんエマッ!」
香夜は髪を纏め、瞳の色を隠すためサングラスを掛けた。
海がある場所の商業施設で買い物をした。
海がある場所を選んだのは翡翠(神獣の姿)で島に帰るので重い荷物を持ち歩く時間削減のため。
買い物の支払いは全て翡翠だ。
支払いするところを見ていると袖から一万円札が分厚く入った財布を出し、お釣りは香夜に渡していた。
断ったのだが『今後のために少しでも持っていなさい』と渡され、ありがたくいただく。
「いただいた分以上は働かないと!」と心に誓う香夜。
「あ…」
歩いてる途中、思わず立ちどまる。
『どうしました?』
「懐かしいなって…」
香夜が指を指したのは古く小さな遊園地。
昔、まだ家族と仲良くしていた時に連れて行ってくれた場所で、亡くなった祖父母に我儘を言って連れて行ってもらった思い出の場所。
翡翠が小さな木の実を置いていたのが無くなっていることから途中で起きたのかもしれない。
『明日は香夜の生活に必要な物を買いに行きましょうか』
「何から何まですみません」
『神の命令による保護ですから問題なく。ところでお腹空いてはいませんか?宿の者に持っとこさせましょうか?』
「あ、そうですね。ホテルの方に聞いてみます」
香夜はフロントに繋がる電話で尋ね、ルームサービスが頼めるそうなので軽めの夕食と翡翠は日本酒を頼んだ。
注文したものが届くと翡翠は窓際の席で一人飲みをはじめた。
「お酒注ぎましょうか?」
『結構。明日は生活品を購入し夕方までには島の方に帰りますから食後はゆっくり寝なさい』
仲良くしたいのに難しいなぁ…と残念に思いつつも香夜も食事を堪能し就寝。
翌朝、ホテルのビュッフェの豪華さに目を奪われつつも幸せな気分で食事を終えた。
『水無月』
「はいエマ〜!」
水無月は白くてモフモフふわふわの丸い姿を変え、香夜のヘアーアクセサリーとして髪にくっつく。
「水無月ちゃんすごい!」
「えっへんエマッ!」
香夜は髪を纏め、瞳の色を隠すためサングラスを掛けた。
海がある場所の商業施設で買い物をした。
海がある場所を選んだのは翡翠(神獣の姿)で島に帰るので重い荷物を持ち歩く時間削減のため。
買い物の支払いは全て翡翠だ。
支払いするところを見ていると袖から一万円札が分厚く入った財布を出し、お釣りは香夜に渡していた。
断ったのだが『今後のために少しでも持っていなさい』と渡され、ありがたくいただく。
「いただいた分以上は働かないと!」と心に誓う香夜。
「あ…」
歩いてる途中、思わず立ちどまる。
『どうしました?』
「懐かしいなって…」
香夜が指を指したのは古く小さな遊園地。
昔、まだ家族と仲良くしていた時に連れて行ってくれた場所で、亡くなった祖父母に我儘を言って連れて行ってもらった思い出の場所。



