Y氏との面会を終え、切っていた携帯電話の電源をつけたところ、依頼者の松林日葵さんから留守電メッセージが残されていた。
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「もしもし? 松林です。
依頼の件なんですけど、もう大丈夫になりました。実はさっき、家にFが帰ってきたんです!
『どこに行っていたの?』って尋ねても、全然答えてくれなくて……。
なんか体調悪そうなので、とりあえず今はベッドで寝かせてます。
でもとにかく、良かったです。ホントに安心しました。
なので、もう依頼はキャンセルってことでお願いします。もちろん、今までかかった費用はお支払いします。
……あれ、F。どうしたの?
何それ、手に持ってるの、マネキンか何かの腕? なんか気持ち悪いんだけど。
すみません。Fが起きて来たので、一度切ります。今度改めて、事務所にお礼に伺いますね。失礼します」
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「もしもし? 松林です。
依頼の件なんですけど、もう大丈夫になりました。実はさっき、家にFが帰ってきたんです!
『どこに行っていたの?』って尋ねても、全然答えてくれなくて……。
なんか体調悪そうなので、とりあえず今はベッドで寝かせてます。
でもとにかく、良かったです。ホントに安心しました。
なので、もう依頼はキャンセルってことでお願いします。もちろん、今までかかった費用はお支払いします。
……あれ、F。どうしたの?
何それ、手に持ってるの、マネキンか何かの腕? なんか気持ち悪いんだけど。
すみません。Fが起きて来たので、一度切ります。今度改めて、事務所にお礼に伺いますね。失礼します」