(2023年4月14日放送)

レポーター:私はいま、島瀬湾に浮かぶ離島K島遠峰集落に来ています。見てください、綺麗な砂浜が広がっています!

さあ、本日はK島で年に一度行われるお祭り「曽辨(そべん)祭」の日なんです。
かなり変わったお祭りとして、全国的にもよく知られています。

あちらをご覧ください!

縄で後ろ手を縛った島民の方たちが、なにか叫びながら砂浜を走っていますね。かなり迫力があります。

島民:ソービエンソービエンソービエンソービエンソービエンソービエンソービエン
……。

レポーター:参加者の方に、お話しを聞いてみましょう。

こんにちは!

島民:……こんにちは。

レポーター:すごい全速力でしたね。

島民:はぁ…はぁ…。そうですね。腕を振ることができないので、とても疲れます……。

レポーター:走りながら、何を叫んでいたのですか?

島民:「ソービエン」です。残念ながら意味は伝わっていないんですが、遠峰ではきっとおめでたい言葉なんだろうと言われています。青年会では、「惣美園」って字を当てるんじゃないかと推測しています。この土地が美しくありますようにって意味じゃないかな。

レポーター:素敵な言葉ですね。お疲れのところ、ありがとうございました。

さて、K島の奇祭「曽辨祭」をご覧いただきました。
不思議なお祭りの由来は不明ということですが、伝統的な儀式として地域で大切にされているようです。未来の子どもたちにも伝えていきたい文化ですね。

以上、スタジオにお戻しします。