「いや、思い出せんて」
警察に見つからずに、何とかいなべ市藤原町の立田地区に入ったものの、ボクはまだ祖父から教わった歌の記憶が蘇ってこない。
「取りあえず着いたから、車を降りるぞ」
空に浮かぶ稲妻のレイライン・クロスがついに真上に見える。その下に、立田小学校があった。
焦れば焦るほど、思い出せない。ボクにできる呪文は、何だ?
校庭に車を止めると、体育館の開け放たれた入り口から光が漏れている。闇夜に浮かぶその入り口に来るよう促されているみたいだ。
「罠やろ?」
「わっかりやすいほどの、ベタな罠や」
「父さん、どうする?」
「行くしかないやろ」
警戒しながらゆっくりと体育館に入ると、二、三十人の人が天狗の仮面をつけておどっていた。老女はその中央で、床に描かれた巨大な五芒星の中心部で呪文を唱えている。
「俊介くーん!」
真央さんは、その五芒星の奥にある体育館のステージの上で十字架に張り付けられていた。
壁には一面、見たこともない記号か暗号のようなものが掲示してある。
「何や、あれ?」
「あれがヲシテ文字や」
ホツマツタエを構成する、日本発祥の文字を、ボクは初めて見た。こんな美しい文字が日本に古来からあったのだ。
「やはり、来たか。我々にちょっかいを出して邪魔する秦氏め」
「お前ら、許さんからな!」
父は強引にステージに飛び乗って真央さんを救い出そうとするが、五芒星の結界のせいか、見えない何かに跳ね返されてしまう。
天狗の仮面をつけた者たちが、父を取り押さえた。
「ふふ。あの女は、神に捧げるのさ」
「やめろー!」
叫んだところで、ボクには真央さんを救う術がない。老女は、朝と同じように人差し指と中指を広げて空を切り、陰陽師の呪文を唱え出した。
「また、破滅の呪文や」
父は狼狽する。
背後には、また若い男がビデオ撮影をしている。この状況すらサイトで配信して、ボクたちに罪をなすりつけるつもりか。
「ここは、ホツマツタエの地。賀茂氏の血族だけがここでヲシテ文字を言霊に変えて、呪文にすることができる。ホツマツタエは文字でも文学でもない。口述により伝承される秘伝なのだ」
「口述伝承やと。まずい、俊介。呪文を思い出せ!」
「そんな!」
「俊介くん、お願い助けて」
ついに真央さんは泣き崩れる。
「俊介! ここがレイライン・クロスなら、お前も言葉を言霊に変えることができる。秦氏の正統後継者のお前なら、世古くんを助けてヤツらの邪を封じることができるはずだ」
そんなことを言われても無理だ。
万事休すか。天狗たちがボクを拘束しようと取り囲む。諦めて体育館の天井を見上げた時、ふと、言葉が浮かんだ。
「天、天、天(あま)の原……」
「俊介くん、それ百人一首で聞いたことがあるよ!」
真央さんが叫ぶ。
そうか、百人一首にもあった! 記憶が一気に蘇ってきた。
「唐に渡った阿倍仲麻呂の歌やないか。陰陽師の我ら秦氏や阿部氏のルーツとなった人物や」
(天の原、……ふりさけみれば、か、か、春日なる……三笠の山に、いでし月かも)
「もっと大きな声で! 俊介、言葉を言霊に変えるんや!」
「まさか、この歌は。この若造は呪文化できるのか?」
老女と天狗の仮面たちが動揺している。天狗の一部は怯えて、ボクから逃げようとする。
「取り押さえろ! 取り押さえろ! 早く! 取り押さえろ!」
老女は命令を連呼する。しかし、このタイミングでボクはすべてが吹っ切れ、大声で叫んだ。
「天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かもー!」
するとボクの空に向けて発した言葉が、波動となり、体育館の天井に穴を開けた。夜空には稲妻のレイライン・クロスが消え、きれいな月が出ている。
「今日は新月のはず。なぜだ?」
老女は苛立ちを隠せない。
月明りを受けると、ボクは気分が高揚した。だんだん体が震え、体が紅潮していく。
「バケモノだ」
天狗たちは言う。
憎い。許せない。自分がコントロールを失い、狂暴化する。気か付いたら、周りの天狗たちをなぎ倒し、爪で掻きむしっていた。床に血が流れている。
父はやっと天狗から自由になれた。ボクの暴挙に次々と天狗たちは気を失い倒れていった。力がみなぎってくる。
そのまま、動画撮影をする若い男に掴みかかり、ビデオカメラをむしり取って叩き壊した。
「すいません、許してください」
若い男は恐怖でひきつった表情のまま頭を下げて、許しを請う。それをボクは無視して、片手で男を持ち上げると、体育館の壁に投げつけた。
「赤鬼! このモノノケめ!」
老女が叫ぶ。もう天狗はすべて打ちのめし、老女を守るものなどいない。
これがボクなのか? 体育館の端にある鏡を見ると、服すらも破いて脱ぎ捨てて、全身が褐色の赤鬼に化けてしまっている。
「そうか、これは阿倍仲麻呂が、吉備真備を守るために赤鬼となった伝説の呪文。だから赤鬼になれたんや」
「俊介くん、ちょっと怖いけどカッコいい!」
そうだ、ボクは真央さんを守る鬼。真央さんを守るためなら鬼でも蛇でもなってやる。
老女は負けずと、呪文を唱え続ける。ボクへの殺意が強く伝わってくる。
「俊介、この原歌は……天の原やなくて、青海原(あおうなばら)や!」
背後で父が言う。
言い換えろ、ということだろうか。先に頭の中で「アオウナバラ」という言葉を繰り返して、言葉を言霊に変えやすくする。そして、息を吸って、吐いたら、また新しい力が芽生える予感がした。
「やめろ!」
老女にボクはウインクをした。もう、ボクは負けない。
「青海原(あおうなばら)ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かもー!」
心の奥底から叫んだ。
すると、一瞬、嵐の前の静けさに包まれる。……が、すぐに竜巻のような上昇気流が巻き起こり、轟音を響かせた。
「どうして、この国を貶めようとする?」
父は老女を問い詰める。
「うるさい! 同じ陰陽師なのに我ら賀茂の一派をお前たちは裏切った。藤原についたお前たちは朝廷の中心に召し上げられ、我々は排除されたのだ。そしてその藤原の末裔は今も日本の中心に君臨している。何が令和だ。何が新時代だ。すべて滅びればいい」
「陰陽師の術は、人を幸せに導くためのものなのに、どうしてだ?」
「幸せは、幸せをつかんだ者だけしか語らない! 我々は賀茂は先祖代々、身を粉にして国に尽くしてきたのに、ルーツとなるこの地を取り上げられた。さらに地名まで猪名部族が祖であるかのように『員弁(いなべ)』と変えて、我々がそもそも、この地にいなかったように歴史を書き変えた。だから、陰陽師と聞いて忌部の賀茂氏を思い浮かべる人などいない。日影に生きてきたものの苦しみなど貴様らに分からないだろう?」
「だから、子孫のボクら秦氏や真央さんにこんなことをするんか? 被害者意識で人を陥れることを正当化するんか? もう時代は変わったんや。過去は変えられけど、未来を変えられる」
ボクは、陰陽師の手刀を見よう見真似でやってみる。右手で十字に空を切った。すると、夜空の月から水の雫のような細かい刃が、けたたましいスピードで老女に目掛けて落ちていく。
「おのれー!」
老女は悲痛な叫びとともに、身体中に切り傷がついていき、五芒星の結界の中に倒れ込んだ。そして、体育館は静寂に包まれた。
天狗たちは、呪いから解き放たれたからか目覚めたように起き上がり、仮面を外した。
「俺は、何をしていたんや?」
「ここはどこや?」
「イタタ、身体中がアザだらけや」
「誰や、この倒れてるばあさんは?」
天狗の人たちは、記憶がまったくないようだ。ボクはようやく気持ちが落ち着き、赤鬼からクールダウンして、やっと元の人間の姿に戻れた。
張り付けられていた真央さんを救うことができて、安堵する。
「俊介くん、ありがとう」
泣き崩れる真央さんを抱き締めると、父は顔を背けた。まるでハリウッド映画のラストシーンのようだ。
あれ? 背中が痛い、なぜだ?
ん? 背中に何か刺さっている。ボクは抜いて目で見てみる。
「これは、丹塗りの矢?」
「ピンポーン! 当り。今、抱き合っている時、手を回して刺しちゃった」
「父さん!」
顔を背けていた父がボクを見た。
「背中にこの矢が刺されたら、どうなるんや?」
「簡単や。矢の持ち主である世古くんに、俊介の子どもができる」
「何や、子どもか。って、え~!」
「俊介くんの子ども? じゃあ、結婚しなきゃね」
やっぱり早く結婚したいようだ。しかし、ボクは学生だから、困るのだ。
真央さん、わざと刺したのか? 父は笑っている。
「まあ、丹塗りの矢にまつわる、単なる迷信や。実際は違う」
「父さん、ホンマか?」
「ホンマや」
よかった! あれ、真央さんの顔が急に曇り出す。
「あ、ごめんなさい。気持ち悪い! 吐きそう。トイレは?」
真央さんは、トイレに走っていった。まさか?
嘘だ。嘘だ。嘘だ。
遠くから大量のパトカーがこちらに向かって来ている。
真実は何か? 嘘は何か?
ボクはそれが知りたかった。(了)
警察に見つからずに、何とかいなべ市藤原町の立田地区に入ったものの、ボクはまだ祖父から教わった歌の記憶が蘇ってこない。
「取りあえず着いたから、車を降りるぞ」
空に浮かぶ稲妻のレイライン・クロスがついに真上に見える。その下に、立田小学校があった。
焦れば焦るほど、思い出せない。ボクにできる呪文は、何だ?
校庭に車を止めると、体育館の開け放たれた入り口から光が漏れている。闇夜に浮かぶその入り口に来るよう促されているみたいだ。
「罠やろ?」
「わっかりやすいほどの、ベタな罠や」
「父さん、どうする?」
「行くしかないやろ」
警戒しながらゆっくりと体育館に入ると、二、三十人の人が天狗の仮面をつけておどっていた。老女はその中央で、床に描かれた巨大な五芒星の中心部で呪文を唱えている。
「俊介くーん!」
真央さんは、その五芒星の奥にある体育館のステージの上で十字架に張り付けられていた。
壁には一面、見たこともない記号か暗号のようなものが掲示してある。
「何や、あれ?」
「あれがヲシテ文字や」
ホツマツタエを構成する、日本発祥の文字を、ボクは初めて見た。こんな美しい文字が日本に古来からあったのだ。
「やはり、来たか。我々にちょっかいを出して邪魔する秦氏め」
「お前ら、許さんからな!」
父は強引にステージに飛び乗って真央さんを救い出そうとするが、五芒星の結界のせいか、見えない何かに跳ね返されてしまう。
天狗の仮面をつけた者たちが、父を取り押さえた。
「ふふ。あの女は、神に捧げるのさ」
「やめろー!」
叫んだところで、ボクには真央さんを救う術がない。老女は、朝と同じように人差し指と中指を広げて空を切り、陰陽師の呪文を唱え出した。
「また、破滅の呪文や」
父は狼狽する。
背後には、また若い男がビデオ撮影をしている。この状況すらサイトで配信して、ボクたちに罪をなすりつけるつもりか。
「ここは、ホツマツタエの地。賀茂氏の血族だけがここでヲシテ文字を言霊に変えて、呪文にすることができる。ホツマツタエは文字でも文学でもない。口述により伝承される秘伝なのだ」
「口述伝承やと。まずい、俊介。呪文を思い出せ!」
「そんな!」
「俊介くん、お願い助けて」
ついに真央さんは泣き崩れる。
「俊介! ここがレイライン・クロスなら、お前も言葉を言霊に変えることができる。秦氏の正統後継者のお前なら、世古くんを助けてヤツらの邪を封じることができるはずだ」
そんなことを言われても無理だ。
万事休すか。天狗たちがボクを拘束しようと取り囲む。諦めて体育館の天井を見上げた時、ふと、言葉が浮かんだ。
「天、天、天(あま)の原……」
「俊介くん、それ百人一首で聞いたことがあるよ!」
真央さんが叫ぶ。
そうか、百人一首にもあった! 記憶が一気に蘇ってきた。
「唐に渡った阿倍仲麻呂の歌やないか。陰陽師の我ら秦氏や阿部氏のルーツとなった人物や」
(天の原、……ふりさけみれば、か、か、春日なる……三笠の山に、いでし月かも)
「もっと大きな声で! 俊介、言葉を言霊に変えるんや!」
「まさか、この歌は。この若造は呪文化できるのか?」
老女と天狗の仮面たちが動揺している。天狗の一部は怯えて、ボクから逃げようとする。
「取り押さえろ! 取り押さえろ! 早く! 取り押さえろ!」
老女は命令を連呼する。しかし、このタイミングでボクはすべてが吹っ切れ、大声で叫んだ。
「天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かもー!」
するとボクの空に向けて発した言葉が、波動となり、体育館の天井に穴を開けた。夜空には稲妻のレイライン・クロスが消え、きれいな月が出ている。
「今日は新月のはず。なぜだ?」
老女は苛立ちを隠せない。
月明りを受けると、ボクは気分が高揚した。だんだん体が震え、体が紅潮していく。
「バケモノだ」
天狗たちは言う。
憎い。許せない。自分がコントロールを失い、狂暴化する。気か付いたら、周りの天狗たちをなぎ倒し、爪で掻きむしっていた。床に血が流れている。
父はやっと天狗から自由になれた。ボクの暴挙に次々と天狗たちは気を失い倒れていった。力がみなぎってくる。
そのまま、動画撮影をする若い男に掴みかかり、ビデオカメラをむしり取って叩き壊した。
「すいません、許してください」
若い男は恐怖でひきつった表情のまま頭を下げて、許しを請う。それをボクは無視して、片手で男を持ち上げると、体育館の壁に投げつけた。
「赤鬼! このモノノケめ!」
老女が叫ぶ。もう天狗はすべて打ちのめし、老女を守るものなどいない。
これがボクなのか? 体育館の端にある鏡を見ると、服すらも破いて脱ぎ捨てて、全身が褐色の赤鬼に化けてしまっている。
「そうか、これは阿倍仲麻呂が、吉備真備を守るために赤鬼となった伝説の呪文。だから赤鬼になれたんや」
「俊介くん、ちょっと怖いけどカッコいい!」
そうだ、ボクは真央さんを守る鬼。真央さんを守るためなら鬼でも蛇でもなってやる。
老女は負けずと、呪文を唱え続ける。ボクへの殺意が強く伝わってくる。
「俊介、この原歌は……天の原やなくて、青海原(あおうなばら)や!」
背後で父が言う。
言い換えろ、ということだろうか。先に頭の中で「アオウナバラ」という言葉を繰り返して、言葉を言霊に変えやすくする。そして、息を吸って、吐いたら、また新しい力が芽生える予感がした。
「やめろ!」
老女にボクはウインクをした。もう、ボクは負けない。
「青海原(あおうなばら)ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かもー!」
心の奥底から叫んだ。
すると、一瞬、嵐の前の静けさに包まれる。……が、すぐに竜巻のような上昇気流が巻き起こり、轟音を響かせた。
「どうして、この国を貶めようとする?」
父は老女を問い詰める。
「うるさい! 同じ陰陽師なのに我ら賀茂の一派をお前たちは裏切った。藤原についたお前たちは朝廷の中心に召し上げられ、我々は排除されたのだ。そしてその藤原の末裔は今も日本の中心に君臨している。何が令和だ。何が新時代だ。すべて滅びればいい」
「陰陽師の術は、人を幸せに導くためのものなのに、どうしてだ?」
「幸せは、幸せをつかんだ者だけしか語らない! 我々は賀茂は先祖代々、身を粉にして国に尽くしてきたのに、ルーツとなるこの地を取り上げられた。さらに地名まで猪名部族が祖であるかのように『員弁(いなべ)』と変えて、我々がそもそも、この地にいなかったように歴史を書き変えた。だから、陰陽師と聞いて忌部の賀茂氏を思い浮かべる人などいない。日影に生きてきたものの苦しみなど貴様らに分からないだろう?」
「だから、子孫のボクら秦氏や真央さんにこんなことをするんか? 被害者意識で人を陥れることを正当化するんか? もう時代は変わったんや。過去は変えられけど、未来を変えられる」
ボクは、陰陽師の手刀を見よう見真似でやってみる。右手で十字に空を切った。すると、夜空の月から水の雫のような細かい刃が、けたたましいスピードで老女に目掛けて落ちていく。
「おのれー!」
老女は悲痛な叫びとともに、身体中に切り傷がついていき、五芒星の結界の中に倒れ込んだ。そして、体育館は静寂に包まれた。
天狗たちは、呪いから解き放たれたからか目覚めたように起き上がり、仮面を外した。
「俺は、何をしていたんや?」
「ここはどこや?」
「イタタ、身体中がアザだらけや」
「誰や、この倒れてるばあさんは?」
天狗の人たちは、記憶がまったくないようだ。ボクはようやく気持ちが落ち着き、赤鬼からクールダウンして、やっと元の人間の姿に戻れた。
張り付けられていた真央さんを救うことができて、安堵する。
「俊介くん、ありがとう」
泣き崩れる真央さんを抱き締めると、父は顔を背けた。まるでハリウッド映画のラストシーンのようだ。
あれ? 背中が痛い、なぜだ?
ん? 背中に何か刺さっている。ボクは抜いて目で見てみる。
「これは、丹塗りの矢?」
「ピンポーン! 当り。今、抱き合っている時、手を回して刺しちゃった」
「父さん!」
顔を背けていた父がボクを見た。
「背中にこの矢が刺されたら、どうなるんや?」
「簡単や。矢の持ち主である世古くんに、俊介の子どもができる」
「何や、子どもか。って、え~!」
「俊介くんの子ども? じゃあ、結婚しなきゃね」
やっぱり早く結婚したいようだ。しかし、ボクは学生だから、困るのだ。
真央さん、わざと刺したのか? 父は笑っている。
「まあ、丹塗りの矢にまつわる、単なる迷信や。実際は違う」
「父さん、ホンマか?」
「ホンマや」
よかった! あれ、真央さんの顔が急に曇り出す。
「あ、ごめんなさい。気持ち悪い! 吐きそう。トイレは?」
真央さんは、トイレに走っていった。まさか?
嘘だ。嘘だ。嘘だ。
遠くから大量のパトカーがこちらに向かって来ている。
真実は何か? 嘘は何か?
ボクはそれが知りたかった。(了)