「水李聞こえるか?」
水李の近づき、声をかける。
反応は全くない。
だけど、息はしている。
そのことに、ものすごく安堵している自分がいる。
水李の部屋には、俺と同じくベットが置いてあった。
「ごめん。持ち上げるな」
そう言って、水李を持ち上げる。
身長は俺よりは小さいから、すぐに抱き上げることに成功した。
「軽っ」
伊津夏が言っていた通り、元々食べないせいと一週間食べてないから物凄く軽かった。
ぐったりしている水李をベットに下ろし、掛布団をかける。
「まずは、伊津夏に報告しなきゃな」
一旦、水李の部屋から出て伊津夏に報告する。
伊津夏はだんだん顔を青ざめていき、話し終わる前に水李の部屋へ走って行った。