まさか、こんな夜にちっぽけな公園に誰か来るとは思わなかった。
「君、高校生だよね?」
「っ・・・」
まさか・・・。違う、そう思いたかった。だって、こんな私を誘拐する人はいないと思うけど、でもやっぱり、怖い。
「怖がらなくていいよ?」
そう言って、男の人は、ブランコに乗っている私に目線を合わせるためにかがんでくれる。
そのおかげか、そこまで怖いとは思わなかった。
「少しは、危機感持った方がいいと思うけど?」
彼は、表情を変えない私を見て、困ったように笑う。
「ていうか、俺が一方的に話しかけているだけじゃん!」
公園に、男の人特有の低い声が響き渡る。
「返事できるなら返事してよ~」
男の人は、そう言って頬を膨らます。
ていうか、この人って私より年上だよね?
なんか、行動が子供みたいで年下を相手にしているみたい。
「俺は、川原想羽(かわはら そう)」
想羽さん?
「年は、十八。君は?」
十八⁉
私と三つも上なんだ。一つぐらい上かなとは思っていたけど、結構年上だったんだ。
「私は、太原陽(たはら ひかり)。年は、十五」
「しゃべるんだね」
そりゃ、人間だし。ずっと無視することはできないから。
「じゃあ、なんで一人でいるか話せる?」
「えっ」
さすがにそれは言えない。今あったばかりの人には言えなすぎる。
家出していきたって。それを言ってしまったら、家に帰りなさいって言われてしまう。
それだけは、さけなければいけない。
「・・・、家がこの近くなので散歩してたんです。もう少しだけ、ここにいるので気にしないでください」
学校で見せている顔を見せる。
笑顔なんて、とうの昔に忘れた。
「・・・、ふーん」
少し、疑うように見つめられる。ここで、逸らせば嘘をついていることがばれちゃう。
だったら、逸らさずに見つめ返す。
「そっか。じゃあ、家まで送るよ」
えっ、それは・・・。
私の家は、この近くにあるわけじゃない。だから、送るって言われたら、何も言えない。
「送らなくていいですよ」
「君、高校生だよね?」
「っ・・・」
まさか・・・。違う、そう思いたかった。だって、こんな私を誘拐する人はいないと思うけど、でもやっぱり、怖い。
「怖がらなくていいよ?」
そう言って、男の人は、ブランコに乗っている私に目線を合わせるためにかがんでくれる。
そのおかげか、そこまで怖いとは思わなかった。
「少しは、危機感持った方がいいと思うけど?」
彼は、表情を変えない私を見て、困ったように笑う。
「ていうか、俺が一方的に話しかけているだけじゃん!」
公園に、男の人特有の低い声が響き渡る。
「返事できるなら返事してよ~」
男の人は、そう言って頬を膨らます。
ていうか、この人って私より年上だよね?
なんか、行動が子供みたいで年下を相手にしているみたい。
「俺は、川原想羽(かわはら そう)」
想羽さん?
「年は、十八。君は?」
十八⁉
私と三つも上なんだ。一つぐらい上かなとは思っていたけど、結構年上だったんだ。
「私は、太原陽(たはら ひかり)。年は、十五」
「しゃべるんだね」
そりゃ、人間だし。ずっと無視することはできないから。
「じゃあ、なんで一人でいるか話せる?」
「えっ」
さすがにそれは言えない。今あったばかりの人には言えなすぎる。
家出していきたって。それを言ってしまったら、家に帰りなさいって言われてしまう。
それだけは、さけなければいけない。
「・・・、家がこの近くなので散歩してたんです。もう少しだけ、ここにいるので気にしないでください」
学校で見せている顔を見せる。
笑顔なんて、とうの昔に忘れた。
「・・・、ふーん」
少し、疑うように見つめられる。ここで、逸らせば嘘をついていることがばれちゃう。
だったら、逸らさずに見つめ返す。
「そっか。じゃあ、家まで送るよ」
えっ、それは・・・。
私の家は、この近くにあるわけじゃない。だから、送るって言われたら、何も言えない。
「送らなくていいですよ」



