ふいに腰をつかまれ、最奥へと突き上げられた。みだらな音は甘い吐息と混じり、ねっとりとした蜜になって部屋に満ち満ちる。

「ん、ん、お前は、どれだけ。俺を焚きつければ、気が済むんだ」
「はあっ、あ、旦那さま」
「俺は、腹立たしい。なぜこんなに可愛いお前に、みな、冷たくしていたのか」

 糖蜜を塗り付けるように口づけを散らされる。朱く染められた箇所は新たな性欲の火種をなり、身もだえさせる。秘部はとろとろ蕩けてしまい、抽挿はより深くシロネの最奥を突き上げた。

「あ、あ、ア、あ、い、イク、ああっ……」

 ぱちん、と弾ける。時を同じくして強直も中で震える。熱いものがじわりと広がった。