都内の大学へ俺は実家から1時間かけて通っていたが、
水野は大学の近くで安いアパートを借りて一人暮らしを始めていた。

バイトでヘロヘロの体を郊外まで運ぶ元気はいくら若くてもない。

いつの間にやら入り浸り、
「さすがに家賃を払え」と水野に文句を言われた俺は、
ちょうど空きが出た真隣の部屋を借りることにした。

一緒にいる時間はますます増えた。