先生、本気ですか?




「うん。
 やっぱり親近感があるね。
 そう呼ばれた方が」


 やっと納得してくれたみたいだ。

 これで一安心。


「本当に良い響きだったな。
 絢音くんが呼んでくれると格別だよ。
 何回でも聞きたい。
 だから絢音くん、もう一回、呼んで」


 えぇっ⁉

 話が違いますっ、空舞(あむ)さんっ。


「絢音くん」


 なんで。

 空舞さんは、そんなにも余裕なんだっ。


 俺は、こんなにもドキドキしているのにっ。





 ……なんだろう。


 なんか、悔しい。

 俺だけドキドキしているみたいで。



「俺もドキドキしてるよ?」


 えっ⁉