先生、本気ですか?




 空舞(あむ)さんっ⁉

 なんですかっ、これはっ⁉


「噛み心地、最高」


 やめてくれぇっっ‼


「絢音くんの耳たぶ、
 俺の好み」


 そんなこと言われてもっ‼

 それよりっ。
 早く俺の耳たぶを解放してくださーいっ‼


「もっと嚙んでいたい」


 ひぇぇっっ‼


「絢音くんが、もう一回、俺の名前を呼んでくれないのなら、
 時間が許す限り、ずーっと嚙み続ける」


 そんなぁっ。


「おっ、
 良い声、出るね。
 そんな声、出されたら
 ますます止められなくなる」


 えぇっ⁉

 今、声出したっ?


 無意識だった。

 この感触を耐えるのに必死だから。



 そう。
 この感触。