「じゃあ、今日は記念すべき第1回って事だな。しっかりと目に刻んで置けよ?」
「もちろんです」
そっと珠丸に肩を抱き寄せられると、私の頭が彼の腕にくっついた。すると私の両頬に彼の手がぴったりとくっつく。まるでフグみたいな顔つきになってる私へ、珠丸はいたずらっぽく笑った。
「へへっ。あったかいか?」
言われてみれば、両頬はあったかい。じんわりとしたぬくもりが、皮膚から骨の奥まで伝わって来る。
「あったかいです。ぽかぽかしてます」
「へへへっ」
彼の顔がそっと近づく。恥ずかしさはあるけど、不思議と逃げようと言う気持ちにはならなかった。
やがて唇同士が触れていく。皮膚よりも柔らかくて、熱い感覚。鼓動がドンドン早くなるのに、胸の奥にはもっとほしいと考えている自分がいた。
唇の割れ目から、彼の舌が隙間を縫うようにして入り込んでくる。
「んっ……」
彼の舌と口内は、唇よりも更に熱くたぎっている。彼の舌が私の口内や歯茎を舐めていくたびに、背筋がぞくりと震えた。
でもその震えも恐怖とか不快感とかそういうネガティブなものとは違っていて、もっとほしい。気持ちいい。そんな感情を抱かせてくれる。
「もちろんです」
そっと珠丸に肩を抱き寄せられると、私の頭が彼の腕にくっついた。すると私の両頬に彼の手がぴったりとくっつく。まるでフグみたいな顔つきになってる私へ、珠丸はいたずらっぽく笑った。
「へへっ。あったかいか?」
言われてみれば、両頬はあったかい。じんわりとしたぬくもりが、皮膚から骨の奥まで伝わって来る。
「あったかいです。ぽかぽかしてます」
「へへへっ」
彼の顔がそっと近づく。恥ずかしさはあるけど、不思議と逃げようと言う気持ちにはならなかった。
やがて唇同士が触れていく。皮膚よりも柔らかくて、熱い感覚。鼓動がドンドン早くなるのに、胸の奥にはもっとほしいと考えている自分がいた。
唇の割れ目から、彼の舌が隙間を縫うようにして入り込んでくる。
「んっ……」
彼の舌と口内は、唇よりも更に熱くたぎっている。彼の舌が私の口内や歯茎を舐めていくたびに、背筋がぞくりと震えた。
でもその震えも恐怖とか不快感とかそういうネガティブなものとは違っていて、もっとほしい。気持ちいい。そんな感情を抱かせてくれる。