はじめまして、雨谷ちひろと申します。
現在『ノベマ!』を中心に活動をしている、小説家志望の二十三歳、成人女性です。普段は、███にある本屋で書店員をしています。
好きな小説のジャンルは青春からミステリーまで、幅広いです。なんでも食べる、雑食です(笑)
読書中、言葉選びが秀逸な文を見ると、思わずそのページに付箋を貼ってしまいます。私にとって、読書は言葉の材料集めです。語彙力を高めるための、毎日欠かせない日課なのです。
しかし、最近になって、まったく筆が乗りません。書きたいものはあるのに、書けない。そんな日々が続いています。
毎日読書はしているし、インプットは出来ているはずなのに、アウトプットがうまくいかない。もしかしたら、物書きとしての素質が皆無なのかもしれない、と思考がマイナスに向いてしまっています。
そんな時に目にしたのが、当サイトの『モキュメンタリーホラー小説コンテスト』です。
先述した通り、私は普段、書店で働く書店員です。私が働く書店でも、モキュメンタリーホラーはかなり目立つところに陳列されていますし、ホラーが苦手な私でも手に取ってしまうほど、魅力的なジャンルの一つです。店頭在庫も余裕を持って発注しているようですし、ここ数年、ホラーブームは途切れていません。
この波に、乗るしかない!
そうは思ったものの、ネタが思い浮かばないのです。ホラーというジャンルは書いたこともなかったですし、実際に怪奇現象を目の当たりにしたこともありません。ありがたいことに霊感なんてものは持ち合わせていませんし、身近で誰かが行方不明になったりだとか、そんなこともないのです。
諦めるしかないか、と思ったその時でした。
思い出したのです。
かつて、私が通っていた████商業高等学校で、在学中に不可解なことが起きていたことを。
あまりにも衝撃的な内容だったのに、その時まで頭の片隅にもなかったのは、五年以上の年月が経っていたからでしょう。人間は、どんなにショッキングな出来事も、時間が経てば意外と忘れられたりするものです。
しかし、あの出来事は、最終的にどう結論づいたのか。それが思い出せませんでした。いや、結論すら出されず、闇に葬られたのかもしれません。
そこで私は、████商業高等学校の調査を開始することにしました。もちろん、私が在学中に起きた不可解な事件についてです。
調査で得た資料や情報は、コンテストの要項通り、ドキュメンタリー形式でこちらに掲載していきます。
最後まで、どうかお付き合いくださいませ。
※個人・団体・学校等が特定できる情報や資料については、黒塗りで隠させていただきます。又、人物名についても、プライバシーの観点から仮名を用いります。